まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

椎葉神楽しいばかぐら

開催日

2022年12月10日(土)~11日(日)

開催地

宮崎県東臼杵郡椎葉村 椎葉厳島神社(しいばいつくしまじんじゃ)

日本テレビ「まつりの遺伝子」 11月20日放送

「椎葉神楽」みどころ紹介 2022年12月10日 開催

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みどころ

宮崎県東臼杵郡(ひがしうすきぐん)椎葉村(しいばそん)の26地区で伝承されている椎葉神楽。

起源は明らかではありませんが、椎葉神楽で歌われる唱教(しょうぎょう)と呼ばれる唱え言は、室町中期以前からあったと推測されています。

 

椎葉村は平野部から隔絶された山地であったため、神楽でも狩猟や焼畑など山の生活を表現します。

26地区に伝わるすべてを総称して椎葉神楽と呼び、それぞれの地区ごとに違った特徴を持っています。

1991年に国指定重要無形民俗文化財に登録されました。

 

伝承されている26地区

十根川・仲塔(なかとう)・奥村・財木・木浦・胡麻山・夜狩内(よかりうち)・上椎葉・村椎(むらじい)・若宮・栂尾(つがお)・大藪・大河内(おおかわうち)・合戦原(かせばる)・矢立(やたて)・嶽之枝尾(たけのえだお)・小崎・尾前(おまえ)・向山日当(むかいやまひあて)・向山日添(むかいやまひぞえ)・尾手納・古枝尾(ふるえだお)・不土野(ふどの)・栗の尾・畑(こば)・水越

 

 

 

地区ごとに違った特徴

 

 

 

“神楽三十三番”といわれていますが、椎葉神楽にはそうした統一様式はありません。

例えば、栂尾地区では四十五番、大河内地区では三十番、尾前地区では二十六番といった具合に、それぞれ古式を残した神楽が伝えられています。

26地区の中には戸数が30戸ほどしかない地区もありますが、その継承は絶えることなく他の地区と入り混じることもなく、今日まで引き継がれています。

 

また、他の地域の神楽との違いは、唱教と呼ばれる唱え言が重視されることにあります。

椎葉村では、狩猟で山に入る時や焼畑で火を放つ時など日常の所作のひとつひとつに、山への祈りや感謝を捧げる「言葉」が今も受け継がれています。

椎葉神楽も同様。

「言葉」が大きな意味を持ちます。

 

 

 

椎葉神楽の発掘

 

宮崎県東臼杵郡椎葉村は、独特の生活文化圏を維持してきた土地で、1909年 柳田國男により日本の民俗学の出発点「後狩詞記(のちのかりことばのき)」が著されて、椎葉の研究が始まりました。

椎葉神楽は戦後、本田安治による紹介で外部に知られるようになりました。

 

 

 

夜神楽祭

 

 

 

椎葉厳島神社では毎年12月の第2土曜日~日曜日に、五穀豊穣・無病息災・子孫繁栄等を感謝する「夜神楽祭」が行われます。

「冬まつり」や「年まつり」とも呼ばれており、椎葉村の人たちにとっては1年を締めくくる祭りです。

神楽を舞う場所は本来民家で「神楽宿」と称しています。

また、神楽の舞所となる御神屋(みこうや)を設け、正面に神霊を迎える高天原(たかまがはら)を立て、周囲には注連やえりものなどの飾り付けをして神楽を舞います。

この「夜神楽祭」では上椎葉神楽が奉納され、19:00頃から始まり夜を徹して朝まで続きます。

開催情報

開催日
2022年12月10日(土)~11日(日)
冬祭り夜神楽祭

 

 

開催地
宮崎県東臼杵郡椎葉村 椎葉厳島神社(しいばいつくしまじんじゃ)

 

 

宮崎県東臼杵郡(ひがしうすきぐん)椎葉村(しいばそん)は、独特の生活文化圏を維持してきた土地で、柳田國男の「後狩詞記(のちのかりことばのき)」にも著されました。

この村の26地区で継承されている神楽は、それぞれ地区ごとに違う特徴をもっており、すべてを総称して椎葉神楽と呼びます。

1991年 国指定重要無形民俗文化財に登録されました。

 

 

住所
宮崎県東臼杵郡椎葉村下福良1822

 

 

アクセス
車/九州自動車道「御船インター」から約1時間30分
電車/ JR日豊本線 日向市駅からバスで約2時間30分(上椎葉で下車)

アクセス