まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

都井岬火まつりといみさきひまつり

開催日

本年度は中止となりました

開催地

宮崎県串間市大字大納

日本テレビ「まつりの遺伝子」 8月21日放送

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みどころ

みどころ

宮崎県串間市都井地区に伝わる大蛇伝説にちなんで行われる伝統行事。

高さ30mの柱松を立て、その頂上をめがけ下から松明(たいまつ)を投げ入れて、五穀豊穣を願う祭りです。

 

 

大蛇の口を表す「ツト」

 

 

 

大蛇に見立てた柱松の高さは約30m。

その最上部には大蛇の口を表す「ツト」と呼ばれる部分があります。

「ツト」の中には花火が仕掛けられており、松明が命中すると大蛇の血潮のように花火がはじけます。

とはいえ、約30mもの高さにある「ツト」に、投げた松明は簡単には入りません。

暗闇の中を松明が放物線を描いて、何度も投げ上げられる光景はとても幻想的です。

 

 

 

松明を投げ入れる人のことを勢子(せこ)と呼びます。

勢子は「トントコトッテ エイトクボウヤ」(とうとう討ち取った衛徳坊や)というかけ声とともに松明を投げ入れます。

観客からも同じかけ声が出て、祭りが一層盛り上がります。

 

これまでの最短記録は1投目。

最長は1時間以上に及んだこともありますが、平均で30~40分で「ツト」に命中しています。

松明を「ツト」へ投げ入れた勢子には、福が訪れると言われています。

 

 

 

大蛇退治の伝説

 

かつて都井は、荒井谷と呼ばれていました。

うっそうと木々が生い茂り、あたりは沼地が広がっており、しばしば人や家畜に危害を加えていた大蛇がいました。

困っていた村人を見て、衛徳坊(えいとくぼう)というお坊さんが、自ら大蛇退治に乗り出しました。

蛇は火を恐れることから、村人全員で手に松明を持って、大蛇を追い立て岩穴に追い込んだところへ、衛徳坊が大蛇の口めがけて松明を投げ入れました。

呪文を唱えると、大蛇は口からは火炎のような血潮を吹き出して動かなくなり、退治されました。

この大蛇退治の様子を伝えると共に五穀豊穣を願う祭りとなりました。

 

 

 

柱松

 

 

 

高さ約30mの柱松の先端には竹が挿され、日の丸の扇が掲げられています。

柱松は一方向にしか倒れないよう安全面の対策がとられています。

開催情報

開催日
本年度は中止となりました

 

開催地
宮崎県串間市大納

 

大蛇伝説にちなんで、大蛇に見立てた約30mの柱松の最上部をめがけ松明(たいまつ)を投げ入れる伝統行事。
暗闇の中を松明が放物線を描いて、何度も投げ上げられる光景はとても幻想的です。

 

住所
宮崎県串間市大納

 

アクセス
車/宮崎空港より約2時間
電車/ JR日南線 串間駅より車で約30分

アクセス