まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

どぶろく祭りどぶろくまつり

開催日

2022年10月17日(月)~18日(火)

開催地

大分県杵築市大田沓掛 白鬚田原神社
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みどころ

1300年以上前から伝わる祭りの様式が大切に受け継がれてきた、「どぶろく祭り」。
全国でも数か所しか醸造を許されていない「どぶろく」が振る舞われる、非常に珍しいお祭りです。
酒の仕込みから祭りにかけては、「とうや」と呼ばれる氏子が中心となって取り仕切ります。

この一連の習わしは「とうや行事」と呼ばれ、中世以来の伝統を垣間見ることができる貴重なものです。

 

 

古来からの味を堪能!? 「どぶろく祭り」

 

 

 

伝統的な醸造法で仕込まれたどぶろくが、参拝客に振る舞われる、「どぶろく祭り」。
どぶろくは一滴も残さないのが慣例。
何杯でもおかわりすることができ、道行く人を呼び上げては振る舞い、樽を空にしていきます。
手づくりのどぶろくは、毎年微妙に味が変化するといわれ、その違いを楽しむことも。
日本におけるどぶろく造りの歴史は、稲作とほぼ同起源であるといわれ、白鬚田原神社でも、五穀豊穣のほか長寿を願いながら、大量のどぶろくが飲み干されていきます。

 

 

 

 

1300年以上受け継がれてきたどぶろく造り 「とうや行事」

 

どぶろく祭りは、「とうや」と呼ばれる氏子たちが取り仕切ります。

 

 

9月25日の醸造始めの儀で仕込みが始まると、米洗い・掛添い・口開祭・潔斎祭・精進固めなど、厳粛な仕来りにのっとって醸され、大祭で振る舞われます。

 

 

このように「とうや」が中心となって祭祀を取り仕切る習わしは、1300年以上の歴史を受け継ぐもの。

伝統が醸し出すどぶろくの風味にも注目です。

 

 

 

 

祭りを盛り上げる 「御神幸」・「陣太鼓」・「俣水神楽」

 

 

 

神社で参拝客にどぶろくが振る舞われている頃、氏子の家々を巡るようにして神輿が地域を練り歩きます。

また境内では、餅つきの他、大田地域の伝統芸能である「陣太鼓OTA」や「俣水神楽」などが行われ、祭りを盛り上げます。

 

 

 

開催情報

開催日
2022年10月17日(月)~18日(火)

 

開催場所
大分県杵築市大田沓掛 白鬚田原神社

 

 

その名の通り、どぶろくを参拝者に振る舞う祭り、「どぶろく祭り」。
九州地方の神社では、白鬚田原神社のみ国税庁より許可されています。
「とうや」と呼ばれる氏子たちを中心とした祭祀組織・行事は、1300年以上前の様式を今に伝えています。
1984年に「国東のとうや行事」として国の選択無形民俗文化財に選択。
1971年に県の選択無形民俗文化財に選択。

 

 

住所
大分県杵築市大田沓掛1693 (白鬚田原神社)

 

アクセス
車 / 大分空港道路「日出インター」から約35分
電車 / JR九州・日豊本線「杵築駅」から臨時バスで約30分
※車を運転される方の飲酒はご遠慮ください。

 

アクセス