まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

山鹿灯籠まつりやまがとうろうまつり

開催日

2022年8月15日(月)~8月16日(火) ※本年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から「千人灯籠踊り」など一部イベントが中止となりました。

開催地

熊本県山鹿市 大宮神社・山鹿小学校グラウンド・特設おまつり広場など

日本テレビ「まつりの遺伝子」 3月19日 放送

「山鹿灯籠まつり」みどころ紹介 2022年8月15日 開催

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みどころ

熊本県の内陸部にある山鹿市で開催される山鹿灯籠(やまがとうろう)まつりは、600年の歴史を持つ祭り。

中でも「上がり燈籠(あがりとうろう)」は室町時代から続く最も重要な神事で、この祭り最大のクライマックスです。

 

毎年8月15日と16日の2日間、山鹿の町全体が美しい灯籠の灯りで彩られます。

山鹿の民謡「よへほ節」の調べにのせて、優雅に舞い踊る灯籠娘たちの姿は見る人の心を魅了します。

 

千人灯籠踊り

 

 

祭りの期間中、山鹿の町中でも見ることが出来る灯籠踊りですが、山鹿小学校グラウンドで行われる千人灯籠踊りは必見です。

中央のステージを中心に、揃いの浴衣姿で「山鹿灯籠」を頭に掲げた約1,000人の女性が「よへほ節」の調べにのって踊ります。

夜空の下、ゆったりとした踊りで揺らめく灯籠の光は圧巻です。

 

 

照明が青色に切り替わると、より幻想的な印象を与えます。

踊りが終わって辺りの照明が消されると、無数の金灯籠がゆらゆらと浮かび上がります。

その風景はまるで異世界に迷い込んでしまったかのようです。

 

千人灯籠踊りは地元の保存会によって大切に守られてきていますが、参加者のうち200人は市外から。

稽古をすれば誰でも参加することができます。

 

 

 

よへほ節

 

 

「よへほ節」は、もともと男女の逢瀬や呼び合いを歌ったその土地独自のものでしたが、明治から昭和に座敷歌となり、さらに酒作り唄に転用されたといわれています。

昭和はじめに民謡作詞家・野口雨情が改詞し、今の「よへほ節」となりました。

 

「よへほ」とは「酔え」と「さぁ、ほら」が組み合わさった言葉や、肥後弁でお酒を勧めているイメージで「あなたも踊りを見て酔っ払ってしまいなさいよ、さぁさぁ」という説があります。

 

 

 

山鹿灯籠

 

 

見る者の目を引く金色の山鹿灯籠。

金細工のように見えますが、和紙と糊だけで作られているのです。

山鹿灯籠は全て手作りで、熟練の技で仕上げられ、和紙だと言われても信じられないほどの質感と豪華さがあります。

 

和紙なのでとても軽く、頭に乗せても不自由なく踊ることができます。

この山鹿灯籠は、2013年に国の伝統的工芸品として指定されました。

 

 

 

上がり燈籠(あがりとうろう)

 

約600年の歴史がある祭りの中で、最も大切なのが「上がり燈籠」です。

灯籠師(灯籠制作者)が精魂を込めて制作した奉納灯籠が無事制作されると、8月15日に各団体の奉納台に展示されます。

8月16日夜までは展示され、22時に奉納灯籠は「ハーイとうろう、ハーイとうろう」のかけ声の中、次々と大宮神社に担ぎ込まれます。

 

ご神前で献灯の儀(おはらい)を執り行い、午前0時に「下がり燈籠」と称し神社の太鼓の合図で、奉納灯籠は全て神社境内の燈籠殿に納められ、その年の祭りの終演を迎えます。

この「上がり燈籠」こそが、山鹿灯籠まつり最大のクライマックスなのです。

開催情報

開催日
2022年8月15日(月)~8月16日(火)
※本年度は新型コロナウイルス感染防止の観点から「千人灯籠踊り」など一部イベントが中止となりました。

 

開催地
熊本県山鹿市 大宮神社・山鹿小学校グラウンド・特設おまつり広場など

 

住所
熊本県山鹿市山鹿196(大宮神社)

 

アクセス
車/九州自動車道「植木インター」「菊水インター」より15分
バス / 九州産交バス「中村」「シルバー人材センター入口」「山鹿郵便局前」より徒歩5分

アクセス