中尾獅子浮立と唐子踊
開催日
2022年9月15日(木)開催地
大山神社「中尾獅子浮立と唐子踊」みどころ紹介 2022年9月15日 開催
みどころ
長崎県などで伝承される浮立(ふりゅう)という踊りと、獅子舞が融合して出来たとされる中尾獅子浮立(なかおししふりゅう)は、250年以上も前から長崎市東部の中尾地区に伝わる独自の民族芸能です。
五穀豊穣や雨乞い等の際に踊ったといわれています。
唐子踊(からこおどり)は、赤い唐服をまとった小学1年生以下の男女20名ほどが、笛や太鼓の音に合わせて踊ります。
唐子(からこ)とは子どもを指す言葉です。
中尾獅子浮立と唐子踊は、1968年 長崎市指定無形民俗文化財となりました。
中尾くんち
「くんち」とは九州北部における秋祭りに対する呼称で、収穫を感謝して奉納される祭りのことです。
毎年9月15日に長崎県長崎市田中町中尾地区では中尾獅子浮立が奉納されます。
この中尾獅子浮立は、大人と小学生以下の子どもたちが一体となって行います。
獅子舞をルーツにもつ中尾獅子浮立は、笛・鉦(かね)・大太鼓・締太鼓からなる囃子の音にのせて獅子が踊ります。
和服で金と銀の月のモチーフを頭につけた「月の輪」、中国風の衣装でアクロバットにも踊る「玉使い」は、それぞれ2名の少年がつとめます。
2人1組の獅子の特徴は、顔は緑色、額には王という文字が金色で刻まれていて、胴体は麻で作られた5色の蓑で覆われています。
仔獅子は子どもたちが、親獅子は大人がつとめます。
最大の見せ場は獅子が大きく立ち上がり、太鼓の上に装飾されている大きな牡丹の花の蜜を吸う所作を見せる「花しぶり」です。
唐子踊
唐子踊は長崎県長崎市田中町中尾地区に伝わる芸能で、大山神社の例祭の時などに奉納されてきました。
唐子とは子どもを指す言葉で、赤い唐服をまとった小学生1年生以下の男女20名ほどが笛や太鼓の音に合わせて踊ります。
楽しく遊ぶ子どもたちを平和の象徴とする踊りで、とても和やかで微笑ましい光景を見ることができます。
大きな盃や瓢箪(ひょうたん)を持った子どもが、体を左右に揺らしながら進んでいきます。
順番に盃に注がれ、お酒を飲み干す演技や唐子たちが酔っ払う演技はとても可愛く癒されます。
これは獅子が登場する前の場清めの意味があり、獅子が登場すると唐子たちは退散します。
開催情報
開催日
2022年9月15日(木)
※本年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため規模を縮小して行います
開催地
大山神社
長崎県長崎市田中町中尾地区では毎年9月15日に中尾獅子浮立(なかおししふりゅう)が奉納されます。
唐子踊(からこおどり)は同地区に伝わる芸能で、大山神社の例祭の時などに奉納されてきました。
赤い唐服をまとった小学1年生以下の男女20名ほどが笛や太鼓の音に合わせて踊ります。
中尾獅子浮立と唐子踊は、1968年 長崎市指定無形民俗文化財となりました。
住所
長崎県長崎市田中町4505付近(大山神社)
アクセス
車/長崎自動車道「長崎多良見インター」より約20分
電車/JR長崎本線 現川駅