まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

久富観音堂盆綱曳きひさどみかんのんどうぼんづなひき

開催日

2022年8月14日(日)

開催地

福岡県筑後市久富 熊野神社周辺
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みどころ

 

真っ黒になった子どもたちが巨大な盆綱を曳いて廻るお祭り、「久富観音堂盆綱曳き」。
地獄の釜番といわれる黒鬼が亡者を綱で引き上げて、お盆の一日だけでも極楽浄土で食べ物を与えようという「施餓鬼(せがき)供養」を模したものと言われています。
子どもが主役となって行われる、全国でも珍しいお祭りです。

 

 

真っ黒なのにかわいらしい、生き生きとした鬼の誕生。

 

 

「久富観音堂盆綱曳き」で目を引くのは、頭に縄と腰ミノをつけた真っ黒な子どもたち。
塗られている黒いものの正体はスス。かまどや煙突などの天然のススが使われています。
頭に巻いた縄は2本の角を表現し、腰ミノと合わせるとかわいらしくも立派な鬼に変身。
地獄の釜番である真っ黒な鬼に扮した子どもたちの、誇らしげな表情は必見です。

 

 

 

 

長さ20m。大蛇のような「盆綱」

 

 

盆縄は、長さ20m・直径30cm。重さは約400kgに達します。
そんな盆綱づくりもみどころのひとつ。

当日の早朝、観音堂の梁につるされた大きな綱を、大人たちが汗だくになって練り上げていきます。
子どもたちが主役ですが、地域一体となったサポート体制が、その魅力を支えています。

 

 

全身真っ黒な鬼の行列。元気いっぱいの盆綱曳き。

 

 

盆綱を曳く黒鬼は、小学生の子どもたち。
約3km※にもおよぶ道のりを、「ワッショイ!ワッショイ!」の掛け声と共に練り歩きます。
鬼に扮した子どもたちが、汗だくになりながら供養して廻る姿からは、沢山の元気をもらうことができます。
途中、黒鬼がアイスなどを食べて休憩するなど、ほほえましい姿も隠れた魅力です。

 

 

※令和4年度は短縮コースになります。

 

開催情報

 

開催日

2022年8月14日(日)

 

開催地

福岡県筑後市久富 熊野神社周辺

 

 

ススで黒鬼に扮した子どもが巨大な盆綱を曳いて練り歩く、「久富観音堂盆綱曳き」。
約400年前の大凶作で亡くなった子どもを慰めるために始まったともいわれています。
1996年に「久富観音堂盆綱曳き」として福岡県の無形民俗文化財に指定。

 

 

住所

福岡県筑後市久富1635 (熊野神社)

 

アクセス

車 / 九州縦貫自動車道 「八女インター」より約15分
電車 / JR鹿児島本線 「羽犬塚駅」より徒歩で約40分

 

アクセス