まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

和布刈神事めかりしんじ

開催日

2023年 1月21日(土)~22日(日)

開催地

福岡県北九州市門司区門司 和布刈神社

「和布刈神事」みどころ紹介 2023年1月21日 開催

この映像はキヤノンマーケティングジャパンが制作したものです。特設サイト『まつりと(https://matsurito.jp/)』もぜひご覧ください。

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みどころ

松明の明かりに照らされた極寒の海の中、ワカメを刈り取る神秘的な行事、「和布刈(めかり)神事」。

ワカメは古くから神の依り代として縁起物とされており、和布刈神事は、かつては一般に公開されていなかった秘祭。

同時に行われる「湯立神楽」では、幻想的かつアクロバティックな舞が披露されます。

 

 

見ると目がつぶれる?誰も見ることができなかった秘祭。 「和布刈神事」

 

 

 

「和布刈神事」は、かつては『神事を見ると目がつぶれる』といわれ、誰も見ることができなかった秘祭。

今でも、和布刈神事を行う神職は、神事の1週間前から別火(べっか)に入り心身を清めます。

 

ワカメは、旧正月の時期には万物に先んじて芽を出し、自然と繁茂することから、幸福を招くといわれ大切にされてきました。

烏帽子、狩衣、白足袋、藁草履を身に着けた神職は、お祓いを受けた後、約3mもある巨大な松明を持って海に向かいます。

 

 

 

真っ暗闇の海を松明の火が煌々と照らす、神秘的な和布刈。

 

 

 

和布刈神事が行われる旧正月の1日は、新月にあたる日。

月明かりの無い深夜の海は、まさに真っ暗闇で、神職が掲げる松明の火だけが、煌々と辺りを照らします。

身を切るような冷たい海の中、岩肌に張り付いたワカメを一つ一つ刈り取っていく姿は、とても厳かで神秘的。

 

刈り取られたワカメは、神前に奉納され、豊漁や海上安全が祈願されます。

 

 

 

 

アクロバティックな演技と舞手の熱量に圧倒。 「湯立神楽」

 

 

 

和布刈神事に先立って行われるのが、「湯立神楽」。

太鼓や笛の調子に合わせ、煮えたぎらせた釜湯の前で1時間以上もの間、圧巻の演舞が繰り広げられます。

この神楽では、朝に太陽を見てから夜に月を見る日々の循環が表現されており、自然と共存してきた日本人の原点を垣間見ることができます。

神楽の後、まだ燻っている火の上を裸足で歩く「火渡り」もあり、最後まで目が離せません。

 

 

 

開催情報

開催日

2023年

1月21日(土) 23時~翌1時 湯立神楽

1月22日(日) 2時30分~4時 和布刈神事

 

開催場所

福岡県北九州市門司区門司 和布刈神社

 

 

極寒の海の中、松明の火を頼りにワカメを刈り取る神秘的な行事、「和布刈神事」。

和布刈神社の創建時から代々続いており、1800年以上の歴史があります。

かつては『神事を見ると目がつぶれる』といわれ非公開のものでしたが、戦後に公開されました。

1955年に県の無形民俗文化財に指定。

 

 

 

住所

福岡県北九州市門司区門司3492 (和布刈神社)

 

アクセス

車 / 九州自動車道「門司インター」より約15分。

電車 / JR鹿児島本線 「門司港駅」より徒歩で約25分

 

アクセス