椿まつり
開催日
2023年1月28日(土)~30日(月)開催地
愛媛県松山市 伊豫豆比古命神社(いよずひこのみことじんじゃ)みどころ
椿まつりは「椿神社」や「椿さん」の愛称で親しまれている伊豫豆比古命神社(いよずひこのみことじんじゃ)で開催されます。
毎年旧暦の1月8日を中心に前後の3日間にわたって行われる祭りで、本年度は1月28日(土)~30日(月)の3日間の開催です。
初日の午前0時に大太鼓で開始を告げられ、最終日の24時迄72時間昼夜を徹して行います。
愛媛ではこのお祭りを境に暖かくなる日が増えることも多く、「伊予路に春を呼ぶ祭り」と称されています。
参道には約400店の露店が並び、この祭りでしか売っていない「縁起飴」を買って帰る人たちも多く、商売人は熊手と呼ばれる縁起物の飾りを購入し、店先などに飾る風習があります。
伊豫豆比古命神社
愛媛県松山市にある伊豫豆比古命神社は、2000年以上の歴史を誇る神社。
伊豫豆比古命(男神・いよずひこのみこと)伊豫豆比売命(女神・いよずひめのみこと)と伊予主命(男神・いよぬしのみこと)愛比売命(女神・えひめのみこと)いう2組の夫婦の神様たちを主祭神として祀っており、特に商売繁盛にご利益があるとして多くの方が訪れます。
この椿まつりは、四国随一の大祭で期間中は多くの参拝者で賑わいます。
なお、愛比売命は愛媛県の県名の由来となった女神で47都道府県において神様の名前の付いた県は愛媛だけです。
貸銭(かしぜに)神事
小額の守り金・20円を借り、翌年は倍額(多いとの意)にしてお返しする行事です。
借りる際に神社側より氏名・住所・連絡先などを尋ねられることは無く、誰もが無条件に借りることが出来ます。
神と人との信仰と信頼に基づいた特殊祭儀です。
1年間生活に励み、来年無事にお返しの参拝が出来る事を祈る祭儀です。
江戸時代に行われた散銭の行事が変形したものといわれています。
お忍びの渡御(おしのびのとぎょ)
椿まつりの期間中で、最も参詣者が多く境内が大変な賑わいと混雑をみせる中日(本年度は1月29日)の夕刻。
祭神を神輿(みこし)に遷(うつ)し、松山市北土居町の金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)まで渡御する行事です。
神輿が社殿を出て参道・楼門を通過するまで、神輿を揺すったり、掛け声を出したりせずに静かに進みます。
その静粛した様子が、密やかに出御(しゅつぎょ)するように見えることから「お忍びの渡御」と称するようになりました。
全面金箔に飾られた神輿が、提灯(ちょうちん)の明かりに照らされ静々と出御する様子は厳粛にして幻想的。
境内を埋め尽くした参詣者は、自然と黙して神輿を見送ります。
合せ火(あわせび)
お忍び渡御の際、そのお道筋に当たる家々では、その年の正月に飾った輪じめ等を家門にて焚き、篝火(かがりび)とし神輿をお迎えするという風習があります。
これを合せ火、または五馳走火(ごちそうび)といいます。
開催情報
開催日
2023年1月28日(土)~30日(月)
開催場所
愛媛県松山市 伊豫豆比古命神社(いよずひこのみことじんじゃ)
「椿神社」や「椿さん」の愛称で親しまれている伊豫豆比古命神社の椿まつり。
毎年旧暦の1月8日を中心に前後の3日間にわたって行われる祭りで、初日の午前0時に大太鼓で開始を告げられ、最終日の24時迄72時間昼夜を徹して行います。
愛媛ではこのお祭りを境に暖かくなる日が増えることも多く、「伊予路に春を呼ぶ祭り」と称されています。
住所
愛媛県松山市居相2-2-1
アクセス
車/松山自動車道「松山インター」から約1.5km
電車/JR予讃線 市坪駅から約2km・徒歩30分