まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

一体走りいったいばしり

開催日

2022年10月7日(金)

開催地

愛媛県松山市 勝岡八幡神社参道

日本テレビ「まつりの遺伝子」 9月25日放送

「一体走り」みどころ紹介 2022年10月7日 開催

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みどころ

毎年10月7日に行われる、愛媛県松山市・勝岡八幡神社(かつおかはちまんじんじゃ)秋季大祭です。

平城京の時代、停泊する御用船へ特産品であった食塩を運ぶために、裸の若者が神輿(みこし)や辛櫃(からひつ)を担いで遠浅の海を走り渡っていたことが一体走りの起源だといわれています。

現在は、裸に鉢巻(はちまき)・襷(たすき)・褌(ふんどし)姿の青年約10人からなる担ぎ手が、神輿を担いで参道100m余りを疾走します。

このとき、神輿を上下左右に揺らさずに走ることが美しいとされており、7体の神輿はその美しさを競います。

1973年 松山市指定無形民俗文化財に登録されました。

 

 

 

心を一体にして走る

 

 

 

宮出しを終えた7体の神輿が御旅所(おたびしょ)に集合して、神守(しんもり)が来るのを待ちます。

神守とは神輿を担ぐ若者のことをいい、20代前半の青年が中心です。

海水をあびて身を清める塩垢離(しおごり)をし、鉢巻を締め、褌姿に襷掛けで神輿を担ぎます。

 

 

 

 

 

朝7:30から文字通り神輿が一体ずつ100m余りの参道を疾走します。

7地区の神輿は、安城寺 → 和気町1丁目 → 太山寺 → 和気町2丁目 → 高浜町6丁目→ 高浜町1丁目 → 勝岡と走る順番が決まっています。

 

 

朝日に向かい、美しいフォームで足並みを揃え、上下左右に揺らさないよう速く力強く走る。

これは連日の練習でのチームワークの賜物です。

絶妙なバランスを得た時、神輿に付いている鈴の音が止まります。

心を一体にして走る。

それはまるで、神輿が宙に浮いているように見えるそうです。

魅せられた観客は、万雷の拍手と喚声でこれに応えます。

 

 

 

宮出し

 

 

 

赤・青・黄の御衣(おきぬ)がかけられた7体の神輿に午前5時から神霊を遷(うつ)し、午前6時から宮出しを行います。

宮出しでは、白絣(しろがすり)の浴衣に身を包んだ若者らが、神霊の入った神輿を頭上に高く差し上げた後、安城寺地区頭取長の掛け声により社殿を出発します。

鈴を鳴らし、各地区に伝わる伊勢音頭を歌いながら石段を下り、御旅所に向かいます。

 

 

 

開催情報

開催日
2022年10月7日(金)

 

開催地
勝岡八幡神社参道

 

 

朝7:30から、褌姿(ふんどしすがた)の青年約10人が、神輿を担いで参道100m余りを疾走。
愛媛県松山市指定無形民俗文化財に登録されている「一体走り」は、毎年10月7日に行われる勝岡八幡神社(かつおかはちまんじんじゃ)秋季大祭です。
朝日に向かい、美しいフォームで足並みを揃え、上下左右に揺らさないよう速く力強く走る。
その姿は観客を魅了します。

 

 

 

住所
愛媛県松山市勝岡町2592(勝岡八幡神社)

 

アクセス
車/松山自動車道「松山インター」から約15km・約30分
電車/ JR予讃線 伊予和気駅から徒歩 約25分

アクセス