聖神社宮元獅子舞
開催日
2022年9月18日(日)開催地
鳥取県鳥取市行徳 聖神社日本テレビ「まつりの遺伝子」 8月28日放送
「聖神社宮元獅子舞」みどころ紹介 2022年9月18日 開催
みどころ
幸せを呼ぶ霊獣・麒麟がきらびやかに舞い踊る、「聖神社宮元獅子舞」。
笛や太鼓の音に合わせて、非常にゆっくりと優雅に舞うのが特徴で、まるで止まっているかのように見えることも。
麒麟をモチーフとした「麒麟獅子舞」は、因幡・但馬地域に広く受け継がれており、それぞれで異なる表情や動きを楽しむことができます。
悠然とした舞に時間を忘れる「麒麟獅子舞」
「聖神社宮元獅子舞」は、幸せを呼ぶとされる霊獣・麒麟がモチーフの麒麟獅子舞。
胴幕に二人が入って舞う二人立ちの獅子舞で、その息の合った動きは、まるで生きているかのよう。
笛、太鼓、鉦の3つで構成されるゆっくりとしたお囃子に合わせて、時に止まっているかのように悠然と舞う中にも、頭を振って出る「ねりだし」や、見得を切るような「みつかぶり」、片膝をついて喉を見せる「すねおり」等の凛とした所作が、見る人を魅了します。
また、真っ赤な装束の猩々(しょうじょう)にも注目。華麗に舞いながら、麒麟獅子を先導します。
地域ごとに異なる表情を見せる、個性豊かな獅子舞
一角の黄金の麒麟をかたどった獅子頭に、赤い胴幕を纏って舞う麒麟獅子舞。
約180の村々に継承されていますが、獅子頭の造形や舞い方、衣装、お囃子などにそれぞれ違いがあります。
「聖神社宮元獅子舞」は、獅子2名、猩々1名、座方は鉦1名、太鼓1名、笛1名の構成。
共通で赤の衣装に黄色の帯、白足袋に紐の白い草鞋を履き、猩々は赤の面、髪、瓢箪、棒を持ちます。
獅子の胴幕は、見事な朱色に背筋の黒が特徴。
それぞれの獅子が見せる愛嬌のある表情も地域それぞれで、自分好みの獅子を探してみても面白いかも。
土地に根付き、愛されてきた獅子舞
「麒麟のまち」ともいわれる、因幡・但馬地域。
街中を歩くと、麒麟獅子にまつわる様々なものを目にすることができます。
土地ごとに個性を活かしながらも、地域全体として大切に受け継がれてきたストーリー性は、日本遺産にも認定されています。
また、獅子に頭を噛んでもらう習慣も根付いており、子どもは賢くなり、大人は1年間無病息災だと言い伝えられています。
開催情報
開催日
2022年9月18日(日)
開催地
鳥取県鳥取市行徳 聖神社
因幡・但馬地域特有の、麒麟が舞う獅子舞を堪能できる、「聖神社宮元獅子舞」。
「麒麟獅子舞」は、江戸時代の初期、初代藩主の池田光仲(みつなか)が徳川家康の分霊を祀った因幡東照宮(現鳥取東照宮)を創した際に始まったといわれ、聖神社でも200年以上前から獅子舞が奉納されています。
2020年、「因幡・但馬の麒麟獅子舞」が、国の重要無形民俗文化財に指定。
住所
鳥取県鳥取市行徳2-705(聖神社)
アクセス
車 / 山陰自動車道「鳥取西インター」より約10分
電車 / JR山陰本線 「鳥取駅」より徒歩で約15分