まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

伊勢大神楽いせだいかぐら

開催日

2022年12月24日(土)

開催地

三重県桑名市 増田神社(伊勢大神楽講社)

「伊勢大神楽」みどころ紹介 2022年12月24日 開催

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みどころ

伊勢大神楽は、伊勢神宮に参拝できない人の代わりに神楽を奉納する神事で、全国各地を巡っています。

かつては伊勢神宮、現在では伊勢大神楽講社の神札を頒布(はんぷ)しています。

450年以上の歴史があり、伊勢大神楽講社・全5社中の太夫たちによって受け継がれています。

毎年12月24日には、1年間、全国を巡った伊勢大神楽講社・全5社中の太夫たちが、本拠地である三重県桑名市の増田神社に参集し、総舞奉納を行います。

伊勢大神楽は、1954年に三重県の指定文化財となり、1981年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

 

八舞八曲の十六演目

 

 

 

伊勢大神楽は種々の災難を祓うための「舞」と「曲」の大きく2つで構成されています。

「舞」は獅子舞、「曲」は放下(ほうか)という曲芸です。

下記の八舞八曲の十六演目の神楽が伝承されています。

 

鈴の舞

四方の舞

跳びの舞

扇の舞

綾取(あやとり)の曲

水の曲

皿の曲

 

 

吉野舞

手毬(てまり)の曲

献燈(けんとう)の曲

神来舞(しぐるま)

楽々(ささ)の舞

剣の舞

傘の曲

玉獅子の曲

剣三番叟(つるぎさんばそう)

魁曲(らんぎょく)

 

 

 

 

歩く重要文化財

 

 

江戸時代、庶民の最高の娯楽は“お伊勢参り”でした。

“お伊勢参り”とは、三重県にある伊勢神宮に参拝することはもちろん、参拝するための旅をして道中にさまざまな名所を訪ね歩くこと。

当時の伊勢は、天照大御神が鎮座する地でありながら、土産物屋や遊郭がひしめきあい、そこには現代の厳かな姿の“お伊勢参り”とは全く違う、庶民による娯楽と信仰の世界が広がっていました。

伊勢神宮の代参人でありながら、娯楽芸能の形を遺した放下芸や萬歳(まんざい)を今に伝える伊勢大神楽講社は、その江戸期の“お伊勢参り”の姿を現代に遺す「歩く重要文化財」と表されます。

 

八つの獅子神楽・八つの放下芸を修得する芸能者・大神楽師。

その根幹は450年以上に渡って家々の竈祓い(かまはらい)・伊勢神宮の代理参拝人の役を担う旅先の村々で続けられる信仰者としての姿にあります。

 

 

 

1年を旅に生きる

 

 

伊勢大神楽講社の大神楽師は、1年の大半を旅先で過ごします。

現存する5つの社中は、元旦からそれぞれの檀那場(だんなば)へ赴き、1年をかけて全国を巡ります。

12月になると増田神社で行われる祭礼行事に合わせて旅から戻り、再び大晦日には檀那場へと赴くのです。

かつては、新年の旅へ向け準備を終えた各社中が出発前の“年度の舞始め”として増田神社拝殿にてそれぞれ神楽奉納を行っていました。

現在の総舞奉納は、三重県の文化財指定を受けた際に、合同での奉納へと姿を変えていったものです。

開催情報

開催日
2022年12月24日(土) 12:30~14:00頃を予定

 

 

開催場所
三重県桑名市 増田神社(伊勢大神楽講社)

 

 

450年以上の歴史がある伊勢大神楽は、伊勢神宮に参拝できない人の代わりに神楽を奉納する神事で、全国各地を巡っています。

毎年12月24日には、1年間、全国を巡った伊勢大神楽講社・全5社中の太夫たちが、本拠地である三重県桑名市の増田神社に参集し、総舞奉納を行います。

伊勢大神楽は、1954年に三重県の指定文化財となり、1981年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

伊勢大神楽講社 公式YouTubeチャンネル

 

 

住所
三重県桑名市太夫155

 

 

アクセス
電車/JR関西本線・近畿日本鉄道・養老鉄道 桑名駅より三交バスに乗車し「太夫」で降車

アクセス