まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

不乗森神社の湯立神事のらずのもりじんじゃのゆだてしんじ

開催日

2023年3月9日(木)

開催地

愛知県安城市里町森 不乗森神社
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みどころ

大きな釜で湯を立てて、五穀豊穣や無病息災を祈願する、「不乗森神社の湯立神事」。

厳粛な雰囲気の中、古くから伝わる所作で湯占が行われていく様子からは、悠久の時を感じることができます。

湯占の後には祭場の四方に餅が投げられ、参拝客が大切に持ち帰ります。

 

 

平安時代を彷彿とさせる、昔ながらの所作で行われる湯立神事。

 

 

 

境内に斎竹(いみだけ)を立て、しめ縄を張り四手(しで)を垂らして、祭場が設けられます。

厳粛な雰囲気が境内を包み込む中、祭場には大釜が3個据え付けられ、湯が立てられます。

 

 

 

祝詞が奏上された後に、神前に供えられた洗米や塩、そして切麻(ぬさ)と呼ばれる2cm四方に切った紙を釜の中に入れ、青笹で湯をかき混ぜます。

 

 

 

その後、3つの釜から湯を柄杓で3杯ずつ汲んで桶に入れ、神前に供えます。

 

 

四方に豊作を祈り投げられる、餅投げ。 

 

 

続いて、神前に供えられた餅を、祭場の四方に向かって、3・3・3・1の割合で10個投げます。

これが、豊作を意味する所作とされており、災いを除き、無病息災を祈願するものとなっています。

縁起物とされる餅は、参拝者が拾い大切に持ち帰ります。

 

開催情報

開催日

2023年3月9日(木)

 

開催場所

愛知県安城市里町森 不乗森神社

 

 

大きな釜で湯を立て豊凶を湯占する、不乗森神社の「湯立神事」。

平安中期頃に始まったとされ、当初は深湯神事(くがたち)として催されていましたが、戦国時代以降一時中断し、1756年から五穀の豊凶を占う神事として復活しました。

1992年に市の無形民俗文化財に指定。

 

 

住所

愛知県安城市里町森38 (不乗森神社)

 

アクセス

車 / 伊勢湾岸自動車道「豊田南インター」より約10分

電車 / 名鉄名古屋本線・西尾線「新安城駅」より徒歩で約20分

 

アクセス