管粥
開催日
2023年2月5日(日)開催地
愛知県愛西市日置町 日置八幡宮みどころ
葭で作られた管に入った粥の量で、その年の農作物の豊凶等を占う、「管粥」。
炊き上げられた粥を食べると夏病みしないといわれ、多くの人が鍋を持参して集まります。
占いの結果は地域で共有され、地域の絆を育んできた伝統的な行事です。
その年の豊作等を願って炊き上げられる、小豆と米の粥。
日置八幡宮(へきはちまんぐう)の管粥では、小豆と米と葭で作られた管の束を一緒に炊き、その管に入った小豆と米でできた粥の量で、その年の豊凶を占います。
占いの前日には祈祷が行われ、その後に粥が炊かれます。
粥がじっくりと炊き上げられた後に、葭の束を取り出して翌朝まで社務所で保管されます。
地域の人々が集い、無病息災を願って振る舞われる粥。
翌日の朝6時に、釜で炊かれた小豆と米の粥が振る舞われます。
この粥は食べると夏病みしないといわれ、多くの人が鍋などを持参し粥をもらいに集まります。
いよいよ占われる、その年の豊凶等。
午前9時から、いよいよ葭の管を割って豊凶等を占う瞬間がやってきます。
葭の管の中に入っていた粥の量によって、作物や品種ごとに占われ、その項目は計31項目。
項目には、愛西市の特産品であるレンコンやイチゴの他に、ブランド米である「あいちのかおり」なども含まれており、時代によって対象となる作物も変化しています。
占いの結果は、上の上から下の下までの9段階。
管粥の占いは今でも作付けの参考にされるなど、地元の農業、そして人々と深く結びついています。
占いの結果を見ながら、愛西市の特産品を堪能してみるのも、面白いかもしれません。
開催情報
開催日
2023年2月5日(日)
開催場所
愛知県愛西市日置町 日置八幡宮
葭を粥と一緒に炊き込み、管に入った粥の量で農作物の豊凶等を占う、日置八幡宮の「管粥」。
その歴史は15世紀ごろまでさかのぼるとされ、地域の農業を約600年にも渡って支えてきました。
1987年に現愛西市の無形民俗文化財に指定。
住所
愛知県愛西市日置町本郷124−1 (日置八幡宮)
アクセス
車 / 東名阪自動車道「弥富インター」より約10分
電車 / 名鉄尾西線 「日比野駅」より徒歩で約5分