まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

鳳来寺田楽ほうらいじでんがく

開催日

2023年1月3日(火)

開催地

愛知県新城市(しんしろし)鳳来寺 田楽堂

「鳳来寺田楽」みどころ紹介 2023年1月3日 開催

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みどころ

愛知県新城市(しんしろし)の鳳来寺(ほうらいじ)で、毎年1月3日に奉納されます。

鳳来寺は1300年以上の歴史があり、栄枯の歴史を持っているので、田楽行事もそれに伴って盛衰がくり返されたと推測されます。

1863年の大火で堂宇(どうう)を焼失し、本堂が再建されましたが、1914年に再び焼失しました。

その後は本堂跡に仮の田楽堂を設けて奉納を続けてきましたが、1974年に本堂が新築されました。

現在は本堂の前庭の田楽堂で奉納されています。

1978年 国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

 

はじまり

 

その昔、鳳来寺山の開祖、利修(りしゅう)仙人を青・赤・黒の3匹の鬼が守っていました。

利修仙人が死ぬ際に、山の守護神となるよう鬼の首を切って、本堂の下に埋めました。

その供養のため、毎年正月3日・14日に田楽を奉納して、その霊を慰めたのが鳳来寺田楽の由来とされています。

 

鳳来寺田楽は他の田楽と違い、里俗の人たちが集まって寺のために奉仕するのではなく、鳳来寺が扶持(ふち)を与えて田楽衆に奉仕させました。

これが寺田楽といわれる所以です。

その仕様も田遊びの行事のみでなく、60余州の平安を祈り、天下泰平国家万民のための祈願にまで拡大されました。

農民の生活と僧の修行・安全祈願が結びつき、室町時代には現在の形態になったといわれています。

 

 

演目

 

24番の演目があります。

 

1 御神酒いただき

2 九度のこと

3 かんばやしのこと

4 松竹ばやしのこと

5 国づくしのこと

 

6 五番の舞のこと

 

 

7 万才楽のこと

8 鶯の舞のこと

9 仏の舞のこと

10 御礼のこと

11 松のらんじのこと

 

12 扇のおがみのこと

 

 

13 棒のらんじのこと

14 棒の祝いのこと

 

15 神天子の舞のこと

 

 

16 一、二の舞のこと

 

17 惣田楽のこと

 

 

18 ろん舞のこと

19 面申のこと

20 次の面申のこと

 

21 獅子伏せのこと

 

 

22 苗引きぼこ楽のこと

 

23 弓納のこと

 

 

24 田うたのこと

開催情報

開催日
2023年1月3日(火) 12:00頃

 

 

開催場所
愛知県新城市(しんしろし)鳳来寺 田楽堂

 

 

1300年以上の歴史がある鳳来寺。
この鳳来寺田楽は寺田楽といわれています。
他の田楽と違い、里俗の人たちが集まって寺のために奉仕するのではなく、鳳来寺が扶持(ふち)を与えて田楽衆に奉仕させたことが所以です。
現在は24番の演目があります。
1978年 国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

 

住所
愛知県新城市門谷字鳳来寺1

 

 

アクセス
車/新東名高速道路「新城インター」から約20分
電車/JR飯田線 本長篠(ほんながしの)駅下車 豊鉄バス田口新城線「鳳来寺」バス停から徒歩で約50分

アクセス