三嶋大社 田祭
開催日
2023年1月7日(土)開催地
静岡県三島市 三嶋大社みどころ
静岡県三島市の三嶋大社の御殿では、毎年1月7日に田祭が行われます。
田祭は「お田打ち」とも呼ばれ、年頭に稲作の過程を模擬的に演じて五穀豊穣・天下泰平を祈願する予祝神事(よしゅくしんじ)です。
田祭に引き続き舞殿で行われる「お田打ち神事」は、1972年に静岡県の無形文化財に指定されました。
お田打ち神事
起源は平安時代ともされ、鎌倉時代になると盛んに行われたと考えられています。
その後、室町時代には狂言形式の芸能として調えられたと考えられます。
白いお面を付けた舅(しゅうと)の穂長(ほなが)がその年の恵方(えほう)から登場し、黒いお面を付けた婿の福太郎(ふくたろう)とともに、苗代所の選定から種まき、鳥追いまでの稲作行事を狂言風に演じます。
祭りの当日は神事に続いて、紅白の小餅や種もみがまかれ、これらと共に“福”を授かろうと多くの参拝者が訪れます。
この「お田打ち神事」に登場する福太郎は、神事における役割とその名前から“福”を授けるものとして、「福の種まく福太郎」と呼ばれ親しまれています。
現在はその顔が餅にもなっており、食される多くの人たちに福を授けています。
三嶋大社
三嶋大社は年間300万人もの参拝者が訪れる静岡県三島市を代表する神社です。
三島の地名の由来にもなったともいわれ、歴史と伝統のある神社です。
創建の時期は不明ですが、古くより三島の地に鎮座し、奈良・平安時代の古書にも記録が残っています。
三嶋神は東海随一の神格と考えられ、平安時代中期「延喜の制」では、「名神大」に列格されました。
鎌倉幕府を開いた源頼朝にもゆかりがあり、挙兵の際に戦勝を祈願し緒戦で勝利しました。
源頼朝の旗挙げ成功以降は武門武将の崇敬も篤く、伊豆国の一宮として三嶋大明神の称は広まっていきました。
また、御神宝である源頼朝の妻・北条政子が奉納した、国宝「梅蒔絵手箱及び内容品一具」は、 当時の最高技術を結集させたものとして知られています。
2000年には本殿が国指定の重要文化財となりました。
境内には、樹齢1,200年の天然記念物の金木犀もあります。
三嶋大社の文化的価値の高さも再認識されています。
年間を通じて多くの祭事が行われており、2月の立春前日の節分祭は毎年多くの参拝客でにぎわいます。
厄を祓い開運を祈る祭りで、13時の祭典の後には豆まき行事が行われます。
また、16時からは追儺祭(ついなさい)・鳴弦式(めいげんしき)が行われ、新しい季節を迎えるにあたり厄災を祓います。
毎年8月15日・16日・17日に行われる例祭には、50万人以上の参拝客が訪れ、三島市が祭り一色に彩られます。
開催情報
開催日
2023年1月7日(土)
開催場所
静岡県三島市 三嶋大社
静岡県三島市の三嶋大社の御殿では、毎年1月7日に田祭が行われます。
田祭は「お田打ち」ともよばれ、年頭に稲作の過程を模擬的に演じて五穀豊穣・天下泰平を祈願する予祝神事(よしゅくしんじ)です。
田祭に引き続き舞殿で行われる「お田打ち神事」は、1972年に静岡県の無形文化財に指定されました。
住所
静岡県三島市大宮町2-1-5
アクセス
車/東名高速道路「沼津インター」から約20分
電車/ JR東海道新幹線・東海道本線 三島駅から徒歩約15分・伊豆箱根鉄道 三島田町駅から徒歩約15分