富士宮まつり
開催日
2022年11月3日(木・祝)~5日(土)開催地
静岡県富士宮市 富士山本宮浅間大社・各区日本テレビ「まつりの遺伝子」 10月23日放送
「富士宮まつり」みどころ紹介 2022年11月3日 開催
みどころ
富士宮まつりは、1,200年以上の歴史がある富士山本宮浅間大社の秋の例大祭の付け祭りです。
毎年11月3日~5日に行われ、氏子が山車(だし)を引き廻し収穫の喜びを分かち合います。
多くの山車・屋台が富士山をバックに市内各地で競り合いを行います。
3日には宮まいりと夜祭り・宵宮(よいみや)、4日には富士山本宮浅間大社前の目抜き通りに多くの山車・屋台が集結する本宮(ほんみや)がメイン行事として行われます。
この祭りのハイライトは富士宮囃子による喧嘩囃子です。
この富士宮囃子は、1995年 静岡県指定無形民俗文化財に指定されました。
山車と屋台
富士宮まつりでは山車と屋台が引き廻されます。
山車と屋台は全国的にもその呼び分けがまちまちで、はっきりとした定義はありませんが、富士宮市では、迫り上がり構造で人形や屋形などを載せているものを山車、1層で迫り上がり構造をもたないものを屋台と呼び分けています。
山車はそれぞれに個性があります。
1911年に根古屋(ねごや:静岡県沼津市)より購入したという3輪の山車以外はすべて4輪の山車で、新たに作られる山車は大型化の傾向があります。
屋台には上面を舞台とし縁の下に囃子が入るものと底抜け屋台と呼ばれる屋根付きの台車から発展したものの2タイプがあります。
競り合い
競り合いとは、古くは山車がすれ違うのもままならない狭い道で、どちらが道を譲るのかを囃子で競い合ったことが始まりです。
現在は山車をギリギリまで接近させて、「屋台」という曲目を演奏しあう競い合いで、その様子が白熱するあまり、喧嘩囃子の異名を持つようになりました。
富士宮囃子
富士宮囃子で演奏される曲目は、「歩行時に演奏される囃子」と「山車・屋台上で演奏される囃子」の2つに分類されています。
宮まいりなどの歩行時には、「道囃子(みちばやし)」・「通り囃子(とおりばやし)」・「宮まいり」などが囃されます。
山車・屋台の引き廻しには、「にくずし」・「屋台」・「昇殿(しょうでん)」などが囃されます。
「にくずし」は山車・屋台の引き廻しの際に主に囃される曲、「屋台」は競り合いの際に囃される曲です。
特に「屋台」は、競り合いをめぐり喧嘩沙汰が多かった事から喧嘩囃子とも呼ばれています。
「昇殿」は、かつて競り合いに勝った方が山車を進める際に囃したと言われています。
1966年に富士宮市指定無形文化財に指定され、1995年には静岡県指定無形民俗文化財に指定されました。
前日祭(11月3日)
前日祭が行われる初日の3日は、豊作と1年の無事を感謝し、これから行われる祭りの安全を祈って宮まいりが行われます。
山車は町内に残し、祭りの参加者が隊列を組み太鼓を担ぎ、富士宮囃子の曲目「道囃子」を囃しながら富士山本宮浅間大社に詣でます。
お祓いを受け、20区の囃子方による囃子が奉納された後、御幣(ごへい)を受領し、木遣り(きやり)という唄に送られて帰途につきます。
宮まいりから帰着後、山車と屋台の引き廻しが行われます。
各所で踊りや競り合いを披露し、午後5時以降に実施する競り合いを宵宮(よいみや)と称します。
本宮(11月4日)
本祭が行われる4日は、富士山本宮浅間大社周辺に山車と屋台を集結させ、本宮が行われます。
富士山本宮浅間大社前で式典を行い、囃子を奏した後、踊りを踊ります。
その後、山車を移動させ、各所で勇壮な競り合いや踊りなどが繰り広げられます。
後日祭(11月5日)
後日祭が行われる最終日は20区による合同の催しはありません。
各区が主体となり、山車・屋台の引き廻しや競り合いを行います。
全ての行事を終えた後、富士山本宮浅間大社に御幣を返納し祭りを終えます。
開催情報
開催日時
2022年11月3日(木)~5日(土)
11月3日:宮まいり
9:00~前組、10:00~後組
※例年は20区が浅間大社拝殿前に集合していましたが、新型コロナウィルス感染防止ため、本年度は10区ずつ2回に分けて宮まいりを行います
11月4日:本宮
12:00~19:00
※当日は交通規制がございますので、詳しくはコチラをご覧ください
11月5日:山車・屋台の引き廻し、競り合い(13区にて実施)
開催地
静岡県富士宮市 富士山本宮浅間大社・各区
住所
静岡県富士宮市宮町1-1(富士山本宮浅間大社)
アクセス
車/東名高速道路「富士インター」より西富士バイパス経由で約20分
新東名高速道路「新富士インター」より西富士バイパス経由で約15分
電車/JR身延線 富士宮駅より徒歩で約10分
東海道新幹線 新富士駅より車で約30分