まつりの遺伝子
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桐原牧神社春季例大祭きりはらまきじんじゃしゅんきれいたいさい

開催日

2023年3月8日(水)

開催地

長野県長野市 桐原牧神社(きりはらまきじんじゃ)

「桐原牧神社春季例大祭」みどころ紹介 2023年3月8日 開催

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みどころ

長野県長野市にある桐原牧神社(きりはらまきじんじゃ)では、毎年3月8日に春季例大祭・桐原わら駒(うま)祭りが行われます。

桐原牧神社周辺は奈良時代から名馬の産地として、朝廷に馬を献上する「桐原牧」があったとされています。

また、200年以上前から氏子たちが藁(わら)で作った馬「わら駒」を奉納し、五穀豊穣や子孫繁栄を願いました。

この「桐原牧神社の藁馬づくり」は、2002年に長野市の選定保存技術に選定されました。

 

 

 

わら駒

 

 

 

龍馬をかたどったといわれる「わら駒」は、1802年の文献に『往古(おうこ)より各家では藁で馬を作り、供物を背負わせて神前に奉納した』という記述があります。

当時の「わら駒」は今よりも大きく、供物の食べものを収めて奉納していたそうです。

生活環境の変化とともに小さくなり、供物を入れることもなくなりましたが、脈々と受け継がれてきました。

 

現在は、桐原牧(わら駒)保存会が中心となり、約300体の「わら駒」が奉納されています。

春季例大祭・桐原わら駒祭りでは、お祓いを受けて“神馬”となった「わら駒」を参拝者の中から抽選で受け取ることができるため、早朝から大勢の参拝者が列を作ることで知られています。

 

 

 

巡幸祭

 

 

 

祭り当日の朝9時から、高さ約2メールの巨大な「わら駒」が地域を練り歩く巡幸祭が行われます。

 

 

 

桐原わら駒会館

 

 

 

桐原牧神社の境内には、旧公民館を活用した「桐原わら駒会館」があります。

ここでは、桐原牧(わら駒)保存会による「わら駒」作りの新人教育にも取り組んでおり、技術保持者の人数を増やしていきたいと考えているそうです。

また、地域の子どもたちや住民に向けて「わら駒作りを教える講習会」を開催しています。

子どもたちに「わら駒」作り体験を通じて、藁に親しみを持ってもらい、自分でも「わら駒」が作れるということを体感してほしいという願いも込めているそうです。

 

 

高校を卒業してから「わら駒」を作り始めて、もう60年以上も「わら駒」を作り続けているという桐原牧(わら駒)保存会 会長の山岸勝(やまぎし まさる)さんです。

 

 

最初は父親に習って作り始めました。

確か11頭作った記憶があります。

今は多い年で70~80頭作る時もあります。

 

 

現在、保存会のメンバーはちょうど20人。

「わら駒」は、ベテランになっても、1頭作るのには半日ほどかかります。

作る技術を完全に習得するには4~5年はかかってしまいます。

なので、この「桐原わら駒会館」では、会員同士が「わら駒」を作っていく過程で、作り方について話し合い、技やコツなどを教え合ったりして取り組んでいます。

 

 

 

4月からは「わら駒」作りの練習が始まり、10月からは毎日「桐原わら駒会館」で奉納するための「わら駒」作りを行います。

新人会員には、作り方の手順や要点についても具体的に教えてもらえるので、技術習得も早く出来るようになりました。

この「桐原わら駒会館」が保存会にとって『製作の場』であり、『学び合う場』にもなっています。

 

開催情報

開催日
2023年3月8日(水)
9:00~ 巡幸祭

 

 

開催場所
長野県長野市 桐原牧神社(きりはらまきじんじゃ)

 

 

桐原牧神社周辺は奈良時代から名馬の産地として、朝廷に馬を献上する「桐原牧」があったとされています。
毎年3月8日には春季例大祭・桐原わら駒(うま)祭りが行われ、200年以上前から氏子たちが藁(わら)で作った馬「わら駒(うま)」を奉納し、五穀豊穣や子孫繁栄を願いました。
この「桐原牧神社の藁馬づくり」は、2002年に長野市の選定保存技術に選定されました。

 

 

住所
長野県長野市桐原1-26-33

 

 

アクセス
車/上信越自動車道「須坂長野東インター」から約7.5km
電車/長野電鉄長野線 桐原駅から約200m

アクセス