まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

道祖神祭りどうそじんまつり

開催日

2023年1月13日(金)~15日(日)

開催地

長野県下高井郡野沢温泉村豊郷

日本テレビ「まつりの遺伝子」 1月8日放送

「道祖神祭り」みどころ紹介 2023年1月13日 開催

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みどころ

道祖神とは災厄の侵入を防ぐ神とされており、子どもの成長や子宝祈願などの対象として、広く全国的に祀られています。

「どうろくじん」「さいのかみ」「さえのかみ」などとも呼ばれ、石像などに刻んで村境や辻などに祀られています。

長野県の野沢温泉では、小正月に正月飾りや注連飾りなどを焼く行事が道祖神祭りです。

毎年1月13日から15日に行われ、全国的には「どんど焼き」などの呼称で親しまれています。

1993年 国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

 

日程:毎年同じ

1月13日(金)

13:00~ 御神木里曳き

 

 

1月14日(土)

社殿組み立て

 

 

1月15日(日)

19:00 火元もらい

19:30 灯籠到着

20:00 花火・道祖神太鼓

20:30 火元到着・野沢組惣代(そうだい)の火付け・初灯籠の火付け・子どもの火付け

 

 

20:50 大人の火付け開始

22:00頃 大人の火付け終了

 

 

 

三夜講(さんやこう)

野沢温泉の道祖神祭りは、地区を代表する野沢組惣代が総元締めとなり、山棟梁と社殿棟梁など保存会の指揮のもと、厄年の男たち三夜講が祭りを執行します。

男の厄年を迎える数えで42歳・41歳・40歳の3つの年代が、三夜講という組織を編成します。

42歳にあたる者が幹事役を勤めます。

そこに25歳の厄年の男が毎年加わります。

祭りの準備を含め一週間以上もの間、祭りに携わることは野沢の男となるという宿命的なものとして受け止められています。

この厄年行事を勤めることにより、初めて村の大人の仲間入りができ、一人前として認められるとされています。

道祖神祭りは人間づくり・仲間づくりの場でもあるのです。

 

 

初灯籠

 

 

前年に長男が誕生した家では、子どもの成長を祈って「初灯籠」を作り奉納します。

灯籠の高さは約9メートル。

中心柱は下段がミズナラ、上段が杉を使い、最上部にオンべ(御幣)、その下に傘、この傘の周囲に赤色の垂れ幕を巡らし家紋を付けます。

傘の下には風鈴・丸灯籠・白扇・ようらくを吊るします。

一番下には竹の輪を二重に吊るし、親戚や友人たちから寄せられた書き初めを下げます。

灯籠作りは、灯籠棟梁の指揮に従って、親戚や友人たちが集まって作られます。

 

灯籠作りは秋から行われ、1月11日には「灯籠丸め」と称して家の前に灯籠を組み立て、完成の祝宴が開かれます。

祭り当日まで毎日、家の前に立てられます。

1月15日の夕方、親戚や友人がその家に集まり灯籠送りの宴を開いた後、松明の火を先頭に灯籠が会場へと運ばれます。

火祭りの攻防戦の末、社殿が最高潮に燃え上がったとき灯籠を燃やします。

 

 

 

 

火祭りの攻防戦

15日 19:00

 

 

火元を務める河野家の囲炉裏から大松明に点火し、「道祖神の唄」を歌いながら祭り会場へと運びます。

 

20:30

 

 

大松明が祭り会場に到着すると激しい攻防戦が開始されます。

火付けは祭りの主催者である野沢組惣代、次に灯籠の奉納者、その次は子どもたち。

そして、大人の火付けとなります。

高さは10数メートル、広さは8メートル四方もある社殿。

 

 

社殿正面前に燃え上がる火元の大松明から松明に火を付け、社殿正面へ攻撃します。

火付けをするのは一般村民。

それを防いで社殿を守るのが25歳の厄年、社殿の上には42歳の厄年。

村民たちは社殿に火を放つために、大松明から火を移した松明を手に、正面の厄男たちを次々と攻撃します。

村の子どもたちも火付け役を担い、伝統儀式を体感し覚えていきます。

 

 

約1時間半にわたる攻防の末、双方の手締めにより社殿に火が入れられます。

大きな炎が空高く燃え上がり、火祭りは終了します。

燃え落ちた社殿は、翌日まで燃えています。

翌朝には餅などを焼いて食べる人がたくさんいます。

ここで餅を焼いて食べると風邪を引かずに1年間健康で暮らせるといわれています。

開催情報

開催日
2023年1月13日(金)~15日(日)

※【2023年1月15日(日)の道祖神祭りについて】
祭り会場への入場は、入場券をお持ちの方のみに制限させていただくこととなりました。
入場券は野沢温泉村の村民及び、当日村内に宿泊されている方のうち、それぞれ希望者のみに配布いたします。

 

 

開催場所
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷

 

 

長野県の野沢温泉では、毎年1月13日~15日に正月飾りや注連飾りなどを焼く行事が道祖神祭りです。
高さ10数メートル、広さ8メートル四方もある社殿火付けの攻防戦は最大のみどころです。
1993年 国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

 

住所
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷

 

 

アクセス
車/上信越自動車道「豊田飯山インター」から約30分
電車/JR飯山線・北陸新幹線 飯山駅から直通バスで25分 野沢温泉下車

アクセス