まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

河口の稚児舞かわぐちのちごまい

開催日

2022年7月28日(木)

開催地

山梨県南都留郡富士河口湖町 河口浅間神社

「河口の稚児舞」みどころ紹介 2022年7月28日 開催

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みどころ

「オイチイサン」と呼ばれる稚児による舞で、稚児には7、8歳から12歳までの少女が10人程選ばれます。

装束は白の小袖の上に緋の千早と指貫袴を着して刺繍を施した陣羽織を重ね、緋の襷(たすき)を掛けて顔には化粧を施し、頭に瓔珞(ようらく)を被り、鈴等の採物(とりもの)を採って舞います。

オイチイサンは古くは神職か御師の子で両親健在の者に限られていましたが、現在は両親健在の条件は守られつつも広く氏子の子女から選ばれています。

またかつては稚児に選ばれると厳しい禁忌が課されました。

 

 

 

 

富士山を鎮めるために舞う稚児たち

 

奉納に際して稚児は拝殿内右側(向かって左側)に1列に座し、そこから摺り足で拝殿中央に進んで舞います。

稚児の舞では、足先を地面に沿わせるような独特の足運びをします。

舞いは五番立て。

全ての舞いで右手に鈴を採りますが、左手の採物は各舞で異なります。

4月の例祭では「御幣(ごへい)の舞」「扇の舞」「剣(つるぎ)の舞」の三番が奉納されます。

7月の太々御神楽祭では「八方の舞」「宮めぐりの舞」を加えた五番全てが奉納されます。

 

 

「御幣の舞」は2人または3人で舞い、採物として御幣を持ち、場を清めます。

二番目の「扇の舞」は左手に扇を持ち、2人または3人で優雅に舞います。

三番目の「剣の舞」は唯一1人で舞います。

採物は剣を持ち、場の悪霊を祓うように時おり地面に剣を突き立てるように舞います。

四番目の「八方の舞」では、採物を再び御幣に持ち替えて2人で舞い、八方向に動き、御幣の下をくぐって立ち位置を入れ替えるなど、最も複雑な動きを見せます。

最後の「宮めぐりの舞」は採物を扇に変え、稚児全員で舞います。

拝殿から本殿前にかけて3廻りし、本殿前の浜床に並んで舞い納めます。

 

楽士と呼ばれる囃子は「尚方(ひさかた)」と呼ばれ、鳴物(楽器)は大太鼓、バチと呼ばれる鞨鼓(かっこ)各1人、笛3人からなり、囃子手は成年男子が勤めます。

深みのある音色に合わせて、富士山を鎮めるために稚児たちが舞います。

 

 

地域の人々に支えられて受け継がれる長い歴史

 

1100年以上という長い年月の歴史の重みが、稚児の舞の音色と稚児たちの舞の中に込められています。

歴史を紡いできた先人に思いを向けながら子どもたちが大役を務め、地元の方々に愛され、支えられて受け継がれてきました。

開催情報

開催日
2022年7月28日(木)

 

開催地
山梨県南都留郡富士河口湖町 河口浅間神社 

 

河口湖北岸に鎮座する河口浅間神社に伝承されている民俗芸能の稚児舞
同神社の4月25日の例大祭と7月28日の太々御神楽祭において拝殿で奉納され、地元では「オダイダイ」とも呼ばれています
2013年に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選定、2017年には国の重要無形民俗文化財に指定されています

 

住所
山梨県南都留郡富士河口湖町河口1

 

アクセス
車 /中央自動車道「河口湖インター」より20分
電車・バス /JR富士急行線河口湖駅よりバスで20分

アクセス