まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

勝山左義長まつりかつやまさぎちょうまつり

開催日

2023年2月25日(土)~26日(日)

開催地

福井県勝山市街地

日本テレビ「まつりの遺伝子」 2月19日放送

「勝山左義長まつり」みどころ紹介 2023年2月25日 開催

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みどころ

小正月に行われる火祭り行事・左義長。

福井県勝山市の「勝山左義長まつり」もかつては、旧暦の小正月に行われていました。

現在は毎年2月の最終土曜日・日曜日に行われています。

 

「勝山左義長まつり」は福井県最大規模の祭りで、300年以上の歴史があります。

勝山市の12地区で櫓(やぐら)を建てて、櫓舞台で襦袢(じゅばん)姿の大人たちが子どもを交え、独特のおどけ仕草で三味線・笛・鉦(かね)による軽快なテンポの囃子にのって“浮かれ”踊ります。

2008年 福井県の無形民俗文化財に指定されました。

 

 

 

奇祭

 

 

 

「勝山左義長まつり」の最大のみどころは左義長太鼓で、太鼓の打ち手が独特の演技を見せるのが特徴です。

太鼓は「打つ」とは言わず、“浮く”と表現します。

 

 

勝山左義長まつり実行委員会 委員長の松村誠一さん

 

 

櫓舞台の上で男性も赤い襦袢を着て、囃子に乗せて左義長太鼓を叩き演技をします。

この演技は「お座敷遊び」の流れを継いでいて、とてもコミカルな仕草をして“浮かれ”踊るのが特徴です。

 

 

「蝶よ花よ 花よのねんね まだ乳のむか 乳くびはなせ」

「だいづる」という囃子唄。

三味線・笛・鉦の左義長ばやしの軽快なテンポに、男性・女性・子どもたちも左義長太鼓で“浮かれ”踊る姿は見る人たちを飽きさせません。

これが奇祭と呼ばれる所以です。

 

 

2日間のお囃子を披露するために、各地区の大人たちが子どもを交えて12月頃から練習を始めます。

1970年の大阪万博に出演したことを契機に、「子供ばやしコンクール」の開催やお囃子講習会の充実に努めたことで祭りはより盛況となりました。

残念ながらコロナの影響で、今年は「子供ばやしコンクール」が中止なんです。と松村委員長。

 

 

 

 

一番太鼓

2月25日(土)13時:元町2丁目区

 

祭りの開始を告げる一番太鼓。

12地区が毎年、持ち回りで担当します。

一番太鼓が鳴らないと、櫓の上で“浮く”ことはできません。

本年度は元町2丁目が担当します。

一番太鼓が合図となり、「勝山左義長まつり」が始まります。

 

 

 

 

 

 

「勝山左義長まつり」は、旧勝山町の上袋田区・下袋田区・上郡区・上後区・中後区・下後区・上長渕区・下長渕区・富田区・沢区・芳野区・立川区・元町2丁目区の13地区で行います。

そのうち富田区を除く12地区で櫓を建てて行います。

 

櫓は大きいもので幅4メートル・高さ6メートルあります。

入母屋造り(いりもやづくり)で、2階が舞台となり左義長太鼓が披露され、軽快な演技が楽しめます。

 

 

 

色短冊

 

 

 

櫓に飾られる色とりどりの短冊。

祭りの1週間前、勝山市の町中でこの色短冊が見られるようになります。

色短冊は左義長が鎮火祭と関係の深いことから、明治末期に五色組飾り纏(まとい)の色に変えられたと伝えられています。

短冊の色は各地区によって異なり、藩から拝領した飾り纏の色がルーツといわれています。

昭和初期頃から、軒下から町中の通りにつるようになりました。

 

 

 

作りもの

 

書流し:畏(かしこ)くも三方祓(はら)いて福さ呼び益々繁昌(はんじょう)上手く行く年

 

生活用具などを利用して干支や吉祥などを表現した作品で、祭りで展示されます。

素材を活かし、即興的に作り上げるのが特徴です。

また、その作品の意味などを詩歌に託して詠む「書流し」との妙が非常に面白いです。

 

 

 

絵行燈(えあんどん)

 

 

祭りで展示される絵行燈。

江戸時代に勝山藩主が「無礼講」として庶民の気持ちを古川柳などに詠むことを許したのが由来とされています。

各地区で作って通りなどに並べ、1985年からは絵行燈コンクールも行われています。

 

 

 

どんど焼き

2月26日(日)20時:弁天緑地で点火

 

 

2日間の「勝山左義長まつり」が終わり、後片付けも無事すんだ事を感謝する左義長本来の神事です。

各町内の御神体(松飾り)が弁天緑地に運び込まれます。

正月飾り・御札・書初めなどを御神体の内部や周りに積み上げ、藁を積み重ね点火されます。

左義長は正月に出迎えた歳神(年神)様を、どんど焼きの炎と共に見送るものとされています。

開催情報

開催日
2023年2月25日(土)~26日(日)

 

 

 

一番太鼓:2月25日(土) 13時 元町2丁目区
どんど焼き:2月26日(日) 20時 弁天緑地
詳しくはコチラをご覧ください。

 

 

開催場所
福井県勝山市街地

 

 

福井県勝山市の「勝山左義長まつり」は、福井県最大規模の祭りで300年以上の歴史があります。
勝山市の12地区で櫓(やぐら)を建てて、櫓舞台で襦袢(じゅばん)姿の大人たちが子どもを交え、独特のおどけ仕草で三味線・笛・鉦(かね)による軽快なテンポの囃子にのって“浮かれ”踊ります。
2008年 福井県の無形民俗文化財に指定させました。

 

 

 

住所
福井県勝山市

 

 

アクセス
車/中部縦貫自動車道「勝山インター」から約10分
電車/えちぜん鉄道 勝山永平寺線 勝山駅から徒歩で約10分
※「勝山左義長まつり」期間中は、勝山駅より無料シャトルバスが運行します(30分間隔で運行)

アクセス