まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

水海の田楽能舞みずうみのでんがくのうまい

開催日

2023年2月15日(水)

開催地

福井県今立郡池田町水海 鵜甘神社(うかんじんじゃ)

「水海の田楽能舞」みどころ紹介 2023年2月15日 開催

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みどころ

毎年2月15日に福井県池田町水海の鵜甘神社(うかんじんじゃ)で奉納される水海の田楽能舞は、「田楽」と「能」が同時に奉納される特徴があります。

舞人も囃し方も全て水海地区に住む人たちで行われ、うち3人の男性は祭り当日の朝に極寒の川で禊(みそぎ)を行います。

750年以上もの間、この地で受け継がれてきた伝統芸能。

1976年 国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

 

 

 

始まり

 

鎌倉時代、鎌倉幕府の執権(しっけん)だった北条時頼が、諸国行脚の折に水海を訪れました。

雪深いこの地で立ち往生し、越冬することになりました。

村人達は宴をひらき「田楽」を舞い時頼を慰めたところ、時頼が返礼として村人たちに「能舞」を教えたのが始まりと伝えられています。

 

 

 

舞人・囃し

 

水海の田楽能舞の特徴は、庶民の田植えなどの農耕儀礼に笛や拍子をつけた「田楽」と貴族のたしなみである「能」が同時に奉納されるところです。

舞人や囃し方を務めるのは小学生から年配者までの水海地区に住む人たちです。

古式に従って田楽4番と能5番が半日かけて奉納されます。

 

 

「翁(おきな)」・「祝詞(のっと)」・「三番叟(さんばそう)」・「高砂(たかさご)」の舞人を務める3人は、2月13日午前零時から奉納当日まで、社務所で精進潔斎(しょうじんけっさい)の生活「別火(べっか)」を行います。

祭り当日は、部子山(へこさん)の霊峰を仰ぐ水海川で禊(みそぎ)を行います。

 

 

 

水海の田楽能舞の演目

 

田楽

 

・烏とび(からすとび)

大八洲の国造りを示し舞台の区画を定めます。

 

 

・祝詞(のっと)

田楽能舞を奉納する意義を語り、五穀豊穣・息災延命等を祈願します。

 

 

・あまじゃんごこ

 

 

国中の荒ぶる神々を鎮め舞台を含むすべての世界を清めます。

 

 

・阿満(あま)

 

 

田作りを語り、悪魔払いをして豊作を祈ります。

 

 

 

 

・式三番(しきさんばん)

 

 

翁・千歳・三番叟の三番が舞われ、天下泰平等を祈祷し長久円満を祝福します。

 

 

・高砂

相生の松にて夫婦の和合と長寿を祝福し、常磐の松にて国の平安の永遠を寿ぎます。

 

 

・田村(たむら)

 

 

清水寺の縁起を中心に観音の仏力をたたえ、坂上田村麻呂の武勇を示します。

 

 

・呉服(くれは)

呉織・漢織の二人の織女が、廷臣の下向の道に機物を立てて帝に献上し祝います。

 

 

・羅生門(らしょうもん)

 

 

素朴な武人気質を取り上げ鬼退治の武勇を描きます。

開催情報

開催日
2023年2月15日(水) 0:00~

 

 

開催場所
福井県今立郡池田町水海 鵜甘神社(うかんじんじゃ)

 

 

毎年2月15日に福井県池田町水海の鵜甘神社(うかんじんじゃ)で奉納される水海の田楽能舞は、「田楽」と「能」が同時に奉納される特徴があります。
舞人も囃し方も全て水海地区に住む人たちで行われ、うち3人の男性は祭り当日の朝に極寒の川で禊(みそぎ)を行います。
750年以上もの間、この地で受け継がれてきた伝統芸能。
1976年 国の重要無形民俗文化財に指定されました。

 

 

住所
福井県今立郡池田町水海52-20

 

 

アクセス
車/北陸自動車道「武生インター」から約20km
電車/JR北陸本線 武生駅から約4km

アクセス