まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

村上大祭むらかみたいさい

開催日

2022年7月7日(木) ※露店開設 7月6日(水)~7月8日(金)

開催地

西奈彌(せなみ)羽黒神社を中心に村上市内一円

日本テレビ「まつりの遺伝子」 7月3日放送

「村上大祭」みどころ紹介 2022年7月7日 開催

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みどころ

江戸時代初期の寛永10(1633)年、藩主・堀直竒(ほり なおより)が今の地に西奈彌(せなみ)羽黒神社社殿を造営し、臥牛山の元羽黒から御遷宮した時に遷宮祭を執行したのが、そもそもの起こりとされています。

7月7日午前0時、先太鼓の音が鳴り響き、祭礼の始まりが告げられると各町内では羽黒神社への出発準備を始め、午前5時ごろには神社前に19台の屋台が集合。
午前8時の花火を合図に、御神霊を載せた神輿が出発します。
その後を19台の屋台が続き、うねりながら優雅に進みます。

彫刻や、村上の伝統産業である彫刻や漆塗りが施され、金銀の飾りをつけた豪華絢爛な屋台の中には、二百年以上前につくられたものもあり屋台運行は圧巻です。

 

 

領主 本庄繁長の凱旋姿を模した荒馬の行進

 

 

村上大祭で屋台19台を先導するのが左記太鼓・庄内町傘鉾・荒馬14騎です。

荒馬14騎は天正15(1587)年、時の領主・本庄繁長(ほんじょう しげなが)が羽黒山の分霊を奉じて凱旋した姿を模したもので、最初に羽黒大権現を祭った地の庄内町の学童が「イヤハイッ」と声を張り上げて轡(くつわ)を鳴らして行進する姿は、城下町の祭りらしい光景です。

荒馬は木製で堆朱を施してあり、後にはそれぞれの武将の旗差物馬標が飾られています。また、荒馬14騎の武将名は、本庄繁長ゆかりの上杉公の軍団にちなみ、名を付けたものです。

 

 

 

彫刻に堆朱、堆黒の粋をこらした豪華絢爛なおしゃぎり

 

 

村上大祭で引き回される屋台は19台。
その内訳は、しゃぎり屋台11台、お囃子(おはやし)屋台6台、仁輪加(にわか)屋台2台です。
その中のしゃぎり屋台11台、お囃子屋台6台の計17台を村上大祭では「おしゃぎり」といいます。

呼び名の由来は、歌舞伎や狂言で、鉦(かね)や太鼓で演奏される音曲やお囃子のことを「しゃぎり」というところから来ているものとも言われています。
おしゃぎりは、「村上甚句」が謡われる中で町内を曳き回されます。

各町内で装飾に様々な趣向をこらしたことが記録に残っており、享保年間にはほぼ現在のような堆朱堆黒などの塗りを施した豪華な屋台となりました。
現存する村上屋台の中では肴町の屋台が最も古く、宝暦10(1760)年に造られたもので、乗せ物は鯛に乗った恵比寿様です。

 

 

 

各町内で異なる自慢の乗せ物

 

 

高さ5m以上の屋台は、お囃子が乗る1階部分と、乗せ物と呼ばれる飾りを設置する2階部分に分かれています。
それぞれの屋台には各町内ごとに自慢の乗せ物が飾られています。
特に子供たちが立派な大人になるようにと思いを込められた、「泉町のにわか屋台・二宮金次郎」、親孝行を願う「小国町の孟宗」などが特徴的です。

 

 

開催情報

開催日
2022年7月7日(木)本祭り
※2022年は時間を短縮して屋台巡行を開催
露店開設
2022年7月6日(水)~7月8日(金)

 

開催地
西奈彌(せなみ)羽黒神社を中心に村上市内一円

 

2018年に「村上祭の屋台行事(むらかみまつりのやたいぎょうじ)」として国指定重要無形民俗文化財に認定

3基の神輿に御神霊を奉遷し、荒馬14騎と稚児行列を先導に町内を巡行する「お旅神事」で、その後に続く19台の屋台(通称おしゃぎり)が圧巻

 

住所
新潟県村上市羽黒町6−16(西奈彌羽黒神社)

 

アクセス
車 /日本海東北自動車道「村上瀬波温泉インター」より約5分
電車 /JR羽越本線 村上駅より徒歩約20分

アクセス