まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

小河内の鹿島踊おごうちのかしまおどり

開催日

2023年2月5日(日)

開催地

東京都新宿区立新宿文化センター大ホール(第54回東京都民俗芸能大会)
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みどころ

小河内の鹿島踊は、東京都奥多摩町の小河内ダムの建設で湖底に沈んだ旧小河内村で伝わっていた民俗芸能で、日指(ひさし)・岫沢(くきざわ)・南(みなみ)の3集落の加茂神社及び御霊社の祭礼で踊られてきました。

ダムの建設で移転した村の住民たちのつながりを踊りで残したいと、1970年に小河内鹿島踊保存会が設立され、現在も旧小河内村出身者とその子孫によって受け継がれています。

金色の冠をつけて、美しい着物姿となって女装した男性が踊ります。

1980年1月28日国重要無形文化財、2022年11月30日ユネスコ無形文化遺産に指定されました。

 

 

踊り

 

 

 

鹿島踊は茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮の信仰から起こったといわれる踊りのことで、小河内の鹿島踊の場合は、三番叟(さんばそう)の歌詞に「鹿島踊をいざ踊る」とあることによるといわれています。

所作と唄から江戸初期以前の女歌舞伎・鹿島踊・念仏踊の系流があるとされ、古い歌舞伎踊の遺風を伝える貴重な民俗芸能でもあります。

踊りは金色の冠をつけて、美しい着物姿となって女装した男性6人(三番叟のとき烏帽子狩衣の男子が加わる)、笛2人・太鼓2人の囃子方で行う小河内独特の踊りです。

 

 

演目

 

 

 

祭事では「三番叟」は必ず最初に踊られ、最後は「三拍子」で収める定式となっています。

演目は、右手に扇、左手に四手網を持って踊る「桜川」

3人ずつが向かい合ってこきりこを持って踊る「こきりこ」

3人ずつが向かい合って扇を開いて踊る「月は八幡」

左手で鵜鼓(かっこ)を打つ「鵜鼓」

その他に「毬踊」・「浜ヶ崎」・「さんころりん」・「小倉」・「念仏」の計11曲が伝承されています。

 

 

小河内神社の例祭

毎年9月の第二日曜日に小河内神社(奥多摩町川野地内)の例祭で、小河内の鹿島踊が披露されます。

 

11:00頃から:小河内神社境内

14:00頃から:奥多摩水と緑のふれあい館ホール(西多摩郡奥多摩町原5)

開催情報

第54回 東京都民俗芸能大会
ユネスコ無形文化遺産記載記念 ~風流踊の世界~

 

昨年11月のユネスコ無形文化財登載で注目を集める「風流踊」。
2月5日には、小河内鹿島踊保存会が参加します。
※観覧申込が終了しているためご覧頂くことができません。
 予めご了承ください。

 

 

開催日
2023年2月5日(日)

 

開催場所
東京都新宿区立新宿文化センター大ホール

 

住所
東京都新宿区新宿6-14-1

 

アクセス
電車/東京メトロ副都心線・都営大江戸線 東新宿駅A3出口より徒歩で約5分
JR線・京王線・小田急線 新宿駅東口より徒歩で約15分
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください

アクセス