甘酒祭り
開催日
2023年2月10日(金)~11日(土)開催地
埼玉県狭山市上奥富 梅宮神社「甘酒祭り」みどころ紹介 2023年2月10日 開催
この映像はキヤノンマーケティングジャパンが制作したものです。特設サイト『まつりと(https://matsurito.jp/)』もぜひご覧ください。
みどころ
謡をあげては酒盃を重ねる饗宴形式で行われる、梅宮神社の「甘酒祭り」。
頭屋(とうや)制によって、約1200年間受け継がれてきた儀式からは、平安時代から続く悠久の歴史を感じることができます。
大祭では、甘酒が振る舞われたり、西方囃子が披露されるなど、多くの人で賑わいます。
平安の流れを受け継ぐ、雅で厳かな「座揃式(ざぞろいしき)」。
2月10日、宵宮祭りの晩に行われる「座揃式」では、頭屋の責任者である杜氏が地区の人々を招き饗宴を開きます。
座揃式には平安時代から受け継がれる作法があり、一献一献酒盃を勧めては謡をあげ、また盃を重ねるという非常に珍しいもの。
饗宴の半ばで今年の酒の出来栄えが褒めたたえられ、計6回盃を重ねると式は終了します。
その後、「残酒の儀」に移ると、自由に盃がやりとりされるようになり、やがて伊勢音頭・相撲甚句を唄い、踊ります。
境内で仕込まれる、貴重な甘酒(濁酒)。
11日の大祭では、参拝客に甘酒が振る舞われます。
現在は境内の酒蔵で仕込まれていますが、かつては杜氏宅で仕込んでいたため管理が難しく、大変でありました。
大祭当日、境内ではだるま市や植木市も開かれ、参道には露店が並ぶなど賑わいをみせます。
また、市の無形民俗文化財に指定されている「西方囃子」が上演され、笛や太鼓の音が祭りを一層盛り上げます。
甘酒祭りを受け継ぎ繋いでいく、「頭渡し」・「頭送り」の儀式。
大祭当日の拝殿では、座揃式同様に、謡をあげては酒盃を重ねる儀式が行われます。
まずは優雅な謡の「松の曲」で始まり、最後に「千秋楽の曲」が奏でられ、頭屋を引き継ぐ「頭渡し」の儀式で饗宴は終了となります。
開催情報
開催日
2023年2月10日(金)~11日(土)
開催場所
埼玉県狭山市上奥富 梅宮神社
平安の流れを汲み、謡と酒盃を重ねる饗宴形式で行われる珍しい祭り、梅宮神社の「甘酒祭り」。
かつて、清浄な田からとれた米から白酒を造り、天地神に祀ったことから始まったとされ、約1200年の歴史があります。
9組ある頭屋の1組が、1年ごとの輪番制で祭りを取り仕切る頭屋制が特徴で、1992年に県の無形民俗文化財に指定。
住所
埼玉県狭山市上奥富507 (梅宮神社)
アクセス
車 / 関越自動車道「川越インター」より約10分
電車 / 西武新宿線「新狭山駅」より徒歩で約20分