まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

竹間沢車人形ちくまざわくるまにんぎょう

開催日

2022年12月4日(日)

開催地

埼玉県入間郡三芳町 コピスみよし(三芳町文化会館)

「竹間沢車人形」みどころ紹介 2022年12月4日 開催

この映像はキヤノンマーケティングジャパンが制作したものです。特設サイト『まつりと(https://matsurito.jp/)』もぜひご覧ください。

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みどころ

1人の遣い手による巧みな操作で、命を宿したかのように人形が躍動する、「竹間沢車人形」。
ろくろ車に跨り、大型の人形を操る「車人形」は、世界でも珍しく、日本では3地域にのみ継承されています。
竹間沢車人形は、小・中学校で体験教室を開いたり、練習を経た一般応募者が公演に加わることができたりするなど、地域に根差した身近な伝統芸能として親しまれています。

 

 

命を宿したかのように舞台を自由に動き回る 「竹間沢車人形」

 

 

 

人形が生きているかのように舞台上を動き回り、繊細で躍動感あふれる演技に魅了される、「竹間沢車人形」。

 

「車人形」と他の人形芝居との大きな違いは、“大型の人形を1人で操ること”。
文楽では大型の人形を3人で操りますが、車人形では1人で操ることができるように工夫が凝らされています。この「一人遣い」の操法は、両足で人形の両足、右手で人形の右手、左手で人形の左手と首、さらに指で目・口・眉まで動かします。
非常に高い技術力を要するものですが、複数の人形が絡んだ繊細な仕草の競演が可能となり、人形芝居の幅を広げています。

 

 

 

また、三味線の心地よい音色のもと太夫が語る説教節が、人形芝居の世界観を盛り上げます。

 

 

 

表現力豊かな人形の演技を支える伝承操法

 

 

 

「車人形」では、ろくろ車と呼ばれる車輪がついた箱に腰掛けて人形を操ります。
操り手が前後左右に素早く動き回ることができ、舞台を大きく使うことができます。

 

また、多くの人形芝居では、人形は宙に浮いており、手摺と呼ばれる板の上辺を地面に見立てて演技が行われますが、車人形では人形の両足が直接舞台を踏むことができます。
そのため、平舞台全体を使ったダイナミックな演出が可能となっています。

 

 

 

 

未来へと受け継がれる地域の架け橋

 

 

 

竹間沢車人形では、魅力を広め後世に受け継いでいくため、一般公募による公演参加者を募っています。
半年間にわたる練習を経ることで、公演の舞台に人形遣いとしてあがるという貴重な体験も可能です。
また公演当日には、観客をステージ上に招いての車人形教室も行っています。
※本年度公演では、公演参加者の一般公募は行っていません。
近年では、民話を題材にした子どもにも親しみやすい演目を行うなど、新たな可能性を未来へと広げています。

 

開催情報

開催日
2022年12月4日(日)午後1時30分開演 (第19回竹間沢車人形公演)

 

開催場所
埼玉県入間郡三芳町 コピスみよし(三芳町文化会館)

 

 

ろくろ車を用いた独特の操法による、躍動感あふれる人形の演技が魅力の「竹間沢車人形」。
竹間沢に人形芝居が伝わったのは江戸時代末期の約170年前ともいわれ、一時衰退するも約50年前に復興。
その後、地域ぐるみで大切に伝承されています。
1975年に「竹間沢車人形用具」として県の有形民俗文化財に指定。
2003年に町の無形民俗文化財に指定。

 

 

住所
埼玉県入間郡三芳町大字藤久保1100番地1 (コピスみよし)

 

アクセス
車 / 関越自動車道「所沢インター」より約10分
電車 / 東武東上線 「みずほ台駅・鶴瀬駅・ふじみ野駅」よりバスで約10分(三芳役場下車)

 

アクセス