まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

福だるま市ふくだるまいち

開催日

2023年1月8日(日)

開催地

群馬県高崎市 於菊稲荷神社(おきくいなりじんじゃ)
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みどころ

福だるまには200年以上の歴史があり、その発祥の地として知られる群馬県高崎市。

「縁を起こし、福を呼ぶ」

高崎福だるまは、鶴と亀が顔にあしらわれています。

於菊稲荷神社(おきくいなりじんじゃ)の福だるま市は、毎年1月8日に行われています。

美しい於菊という娘が重病にかかり、重病を克服したのちに巫女となったという昔話が有名な於菊稲荷神社の境内で、縁起の良い高崎だるまを販売します。

 

 

 

 

 

お稲荷さんと於菊の話

 

江戸時代、新町に於菊という心優しく美しい娘がいました。

於菊はいつも稲荷神社で、近所の子どもたちの面倒をみており、皆に慕われていました。

ある日、重い病にかかり、住む所を失います。

子どもたちの親が不憫に思い、稲荷神社の側に小屋を建て、交代で於菊を看病しました。

三年の月日が流れたある夜、稲荷の神様が夢枕に現れ、人々のために尽くすようにと於菊に告げたのです。

お告げと同時に病は全快し、於菊は稲荷神社の巫女になりました。

熱心に神明奉仕を続けるうち、神秘的な力を授かった於菊の元には、近隣や遠方から多くの参拝者が相談に訪れました。

「困りごとは稲荷の於菊に聞け」、「於菊の稲荷に参ろう」といつしか於菊稲荷神社と呼ばれるようになりました。

今でも於菊は、大好きなお稲荷さんの手伝いをしているそうです。

 

 

 

高崎だるま

 

群馬県高崎市豊岡・八幡地域を中心に、だるまづくりが始まったのは今から200年以上も前のことです。

「眉毛は鶴、鼻から口ヒゲは亀」縁起の良い二つの動物をお顔に表現した高崎だるま。

別名「福だるま」「縁起だるま」とも呼ばれています。

群馬県は昔から、養蚕(ようさん)が盛んな地域。

蚕(かいこ)は繭(まゆ)を作るまでに4回脱皮をしますが、蚕が古い殻を割って出てくることを「起きる」といいます。

その言葉にかけて、養蚕農家では七転び八起きのだるまを大切な守り神として、奉り続けてきたのです。

また、群馬県はだるまづくりにとても適した土地といわれています。

「紙を張る」、「色を塗る」

ひとつひとつの工程の中で、乾いた空気が大きな威力を発揮します。

今も多くの職人たちが、人々に幸せをもたらす福だるまをつくり続けています。

開催情報

開催日
2023年1月8日(日)

 

 

開催場所
群馬県高崎市 於菊稲荷神社(おきくいなりじんじゃ)

 

 

「縁を起こし、福を呼ぶ」

於菊稲荷神社の福だるま市は、毎年1月8日に行われています。
福だるまには200年以上の歴史があり、その発祥の地として知られる群馬県高崎市。
高崎福だるまは、鶴と亀が顔にあしらわれています。

 

 

住所
群馬県高崎市新町247(於菊稲荷神社)

 

 

アクセス
車/上信越自動車道「藤岡インター」から約10分・関越自動車道「上里スマートインター」から約15分
電車/JR高崎線 新町駅から徒歩約10分

 

アクセス