御筒粥
開催日
2023年1月15日(日)開催地
栃木県足利市福富町 御厨神社みどころ
蘆(よし)の筒を米や小豆と一緒に炊き、筒に入った粥の具合で、その年の農作物の豊凶を占う、「御筒粥」。
正月飾りや縁起物などのお焚き上げの火によって、大釜に入れられた粥がじっくりと炊き上げられます。
炊き上がった粥は、家内安全や安産を願い、参拝客に振る舞われます。
大釜でゆっくりと炊き上げられる、小豆粥と蘆の筒。
「御筒粥」の筒は、地元である渡良瀬川の蘆(よし)で出来ています。
祝詞を上げ終えると、白い衣装を着た「釜番」と呼ばれる祭りの当番4人の手で、大釜の中に計31本の蘆の筒が入れられます。
続いて米と小豆を一升ずつ、最後に水が入れられると、いよいよ火入れ。
燃やされるのは、正月飾りや縁起物など。
お焚き上げの火によって約2時間、じっくりと粥が炊かれていきます。
筒の中に粥が沢山入り込むほど豊作? 粥の具合による豊凶占い。
大釜で粥が炊き上がると、釜番により蘆の筒が取り出されます。
31本の筒は31種類の農作物を表しており、それぞれの筒の中に入っている米粒や小豆などの粥の入り具合で、その年の作物の豊凶を占います。
占いの結果を示した一覧表は、神社の集会場に1年間貼り出され、地域内のコミュニケーションや相互扶助を促します。
粥を食べて安産祈願。 縁起物で炊かれた粥の振る舞い。
炊き上げられた粥は、参拝客に振る舞われます。
特に、粥を妊婦が食べると安産になるといわれており、多くの参拝客で賑わいます。
開催情報
開催日
2023年1月15日(日)
開催場所
栃木県足利市福富町 御厨神社
炊き上がった粥が、蘆で出来た筒にどのくらい入っているかで農作物の豊凶を占う、「御筒粥」。
江戸時代から300年以上続くとされ、伝統を大切に受け継がれています。
1986年に「御厨神社の御筒粥」として市の無形民俗文化財に指定。
住所
栃木県足利市福富町2018 (御厨神社)
アクセス
車 / 東北自動車道「佐野藤岡インター」より約25分
電車 / 東武伊勢崎線 「東武和泉駅」よりバス・徒歩で約10分