まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

会津彼岸獅子あいづひがんじし

開催日

2023年3月19日(日)・21日(火・春分の日)

開催地

福島県会津若松市花春町 御薬園 (19日) / 福島県会津若松市追手町・七日町 鶴ヶ城本丸・阿弥陀寺境内 (21日) / 福島県会津若松市 本町通り・市役所通り・神明通り・大町通り (21日)
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みどころ

春の彼岸に市内をめぐり、会津に春の訪れを告げる、「会津彼岸獅子」。

3体の獅子が、笛や太鼓の音色に合わせて、古式ゆかしい舞を披露します。

獅子頭や衣装にはそれぞれ違いがあり、伝統技法が施された個性溢れる装束にも注目です。

 

 

3体の獅子が、古くから伝わる舞を披露。 「三匹獅子舞」

 

 

 

会津彼岸獅子は、1人立ち獅子が3体1組で踊る、「三匹獅子舞」です。

通常の獅子舞は、前脚と後脚をそれぞれ別の人が演じることが多いですが、会津彼岸獅子では、1人の演者が1体の獅子となって舞い踊ります。

3匹の獅子は、「太夫獅子(たゆうじし)」・「雌獅子(めじし)」・「雄獅子(おじし)」で構成され、笛と太鼓の音色に合わせて古くから伝わる舞を披露します。

 

獅子が舞う曲は全部で20曲ほどあり、御薬園や鶴ヶ城本丸、阿弥陀寺境内での公演では、「庭入」・「幣舞」・「弓舞」などの5曲ほどが演じられます。

(獅子団によって、それぞれの曲に異なる所作や主旨、物語が伝えられている場合があります。)

 

 

<庭入>

 

 

笛と太鼓の合図で、太夫獅子、雌獅子、雄獅子の順に入場し、一列に並んで舞います。

 

腰を落としても身体の安定を保ち、舞い終わるまで腰を伸ばすことが許されないといわれ、会津藩士たちも愛した武骨で優雅な舞に魅了されます。

 

 

 

<幣舞>

 

 

雄獅子の単独舞で、子どもが務める「幣舞小僧」が登場します。

 

子どもを襲おうと獅子が来ますが、魔除けの鈴と幣束が目障りで、それを奪おうと一緒に遊んでいる間にすっかり楽しくなってしまい、子どもを襲わずに山へ帰る、という微笑ましい物語。

また、掛け合いのような仕草やお祓いする動作を交えながら、少しずつ場所を変えて舞いますが、これには「四方固め」の意味があるともいわれています。

 

幣舞小僧は本来は子どもが務めますが、大人が演じる場合には、道化としてヒョットコの面を着けて舞います。

 

 

 

<弓舞>

 

 

太夫獅子の単独舞で、「弓くぐり」ともいわれています。

獅子が、弓を恐れながらも立ち向かう姿が表現され、弓に近づいたり離れたりを繰り返し、やがて意を決して弓をくぐり抜けます。

 

弓くぐりの瞬間は最大のシャッターチャンスですが、一瞬の早業で見逃してしまうことも。

実は弓をくぐる合図があり、一般的には獅子がピョンピョンと跳ねだしたらくぐる前触れなのですが、獅子が手に持つバチを腹の前で2本揃え、あたかも鉄砲を構えるような仕草をしたら、それが合図。

御弓持が態勢を整え、獅子が跳ねながら弓へと向かいます。

 

 

 

地元の人たちから愛される、彼岸獅子。

 

 

 

会津彼岸獅子は、市内の主要通りのお店を回り、獅子舞を披露します。

笛と太鼓の音が心地よく響き渡る中、お店の前の歩道や、時にはお店の中に入って舞います。

地元の人たちにとって、獅子が身近な存在であることを感じ取ることができます。

 

戊辰戦争の際、新政府軍に包囲された鶴ヶ城への帰城を命じられた家老・山川太蔵が、小松獅子の協力を得て「通り囃子」を演奏しながら敵中を堂々と突破した話が伝わるなど、会津彼岸獅子は、会津地域の誇りとして今も息づいています。

 

 

会津塗りなどの伝統技法が活かされた、独特の装束。

 

 

 

金箔・銀箔があしらわれ、黒光りする羽根(ミノ)が目を惹きつける、会津彼岸獅子の獅子頭。

伝統的な会津塗りの技法などが活かされており、見事な獅子頭を見ることができます。

 

獅子頭に付いている頬掛は、実はそれぞれに違いがあり、天寧獅子では、太夫獅子には矢車、雌獅子は鶴丸、雄獅子は下がり藤の模様が施されています。

 

 

また小松獅子では、太夫獅子の頬掛に会津葵紋が使われていますが、これは戊辰戦争時の入城の功によって下賜されたものとして有名です。

 

獅子団によって、獅子の表情や頬掛の模様、腰紐の色、太鼓の色柄などに違いがあり、舞を楽しむと同時に、その個性的な装束にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

開催情報

開催日
2023年3月19日(日)・21日(火・春分の日)

 

開催場所
福島県会津若松市花春町 御薬園 (19日)
福島県会津若松市追手町・七日町 鶴ヶ城本丸・阿弥陀寺境内 (21日)
福島県会津若松市 本町通り・市役所通り・神明通り・大町通り (21日)

 

 

3体の獅子が笛や太鼓の音色に合わせ、古式ゆかしい舞を披露しながら市内を練り歩く、「会津彼岸獅子」。
江戸時代の寛永年間(1624年~43年)に下野国(今の栃木県)から「三匹獅子」として伝わり、次第に会津の各地に広まったとされています。
2004年に「会津三匹獅子舞」として市の無形民俗文化財に指定。

 

 

住所
福島県会津若松市追手町1−1(鶴ヶ城)

 

アクセス
車 / 磐越自動車道「会津若松インター」より約15分
電車 / JR磐越西線 「会津若松駅」よりバス・徒歩で約20分

 

アクセス