相馬野馬追
開催日
2022年7月23日(土)~25日(月)開催地
雲雀ケ原祭場地(ひばりがはらさいじょうち)ほか日本テレビ「まつりの遺伝子」 7月17日放送
「相馬野馬追」みどころ紹介 2022年7月23日 開催
みどころ
お繰り出し
軍者の振旗を合図に螺役(かいやく)が高らかに螺を吹き、いざ出陣
藩政時代の行政区により、相馬中村神社・相馬太田神社・相馬小高神社の三社にそれぞれ集合し出陣式を行います。
神社に参拝し祝杯をあげ、やがて出陣の準備が整うと総大将が出陣を命じます。
軍者の振旗を合図に螺役が高らかに螺(かい)を吹き出陣。
総大将を擁する相馬中村神社では、出陣の儀式がとりわけ厳かです。
総大将お迎えの儀式は古式に則ったもので、総大将よりの伝言は早馬により逐一知らされ、北郷陣屋にはひときわ緊張感が漂います。
その後、総大将お迎えの儀式を終えた宇多郷・北郷勢の一隊は、雲雀ヶ原(ひばりがはら)祭場地のある原町区に向かいます。
ハイライトは2日目
400騎あまりの騎馬武者が神輿を擁し市中を進軍する「お行列」。
土ぼこりが舞う中を、人馬が一体になって駆け抜ける「甲冑競馬」。
舞い降りる御神旗を数百の騎馬武者が奪いあう「神旗争奪戦」。
騎馬武者の勇猛果敢な戦国絵巻が甦ります。
お行列
相馬太田神社に供奉する中ノ郷勢を先頭に、相馬小高神社・相馬中村神社の順に、総大将・副大将・軍師・郷大将・侍大将・軍者・組頭などの役付騎馬が整然と駒を進めます。
行列は陣螺・陣太鼓の合図により時に止まり、時に前進して隊列を整えながら、約3km先の雲雀ヶ原祭場地へ。
先祖伝来の甲冑に身をかためた総勢約400騎の騎馬武者が居並ぶ、威風堂々にして豪華絢爛な時代絵巻さながらの様は天下無比の圧巻。
甲冑競馬
正午、陣螺・陣太鼓が鳴り響くと、兜を脱ぎ白鉢巻を締めた若武者が先祖伝来の旗指物をなびかせ、人馬一体となり風を切り疾走する勇壮な甲冑競馬が開始されます。
指旗のはためく音、馬蹄が土を蹴散らす音など、渾然となった音のかたまりが、砂埃が舞う中を走り抜ける迫力のシーンが展開されます。
神旗争奪戦
午後1時、山頂の本陣から戦闘開始の陣螺が鳴り渡ると、満を持していた騎馬武者たちが雲雀ヶ原一面に広がります。
天中高く打ち上げられた花火が炸裂し、二本の御神旗がゆっくり舞い降りてくると、数百騎の騎馬武者がこの旗を目指してどっと駆け出し、御神旗の下に群がり、鞭を振りかざし勇猛果敢に奪い合います。
雲雀ヶ原祭場地は戦場と化し、祭りは最高潮に達します。
野馬懸(のまかけ)
騎馬武者数十騎が裸馬を境内に設けた竹矢来に追い込み、白鉢巻に白装束をつけた御小人(おこびと)と呼ばれる者たちが、多くの馬の中からおぼし召しにかなう荒駒を素手で捕らえ、奉納するという古式にそった行事です。
昔の名残をとどめている唯一の神事といわれ、国の重要無形民俗文化財に指定される重要な要因となりました。
開催情報
開催日
2022年7月23日(土):出陣・宵乗り
2022年7月24日(日):本祭り
2022年7月25日(月):野馬懸(のまかけ)
開催地
雲雀ヶ原祭場地、相馬太田神社、相馬中村神社、かしま交流センター、相馬小高神社
相馬野馬追は、国の重要無形民俗文化財に指定されている福島県の相馬地方で3日間にわたって行われる祭典です。
福島県南相馬市の雲雀ヶ原祭場地(ひばりがはらさいじょうち)をメイン会場に、相馬・双葉郡の各地で行われる諸行事の総称。
今から千年以上前に、相馬氏の遠祖とされる平将門が野馬を敵兵に見立てた軍事演習を応用したことが始まりと伝えられています。
アクセス
雲雀ケ原祭場地
住所/福島県南相馬市原町区橋本町4丁目13-27
車/常磐道「南相馬インター」から約15分
電車/JR常磐線 原ノ町駅から車で約10分
相馬太田神社
住所/福島県南相馬市原町区中太田舘腰143
車/常磐道「南相馬インター」から約10分
電車/JR常磐線 原ノ町駅から車で約20分
相馬中村神社
住所/福島県相馬市中村北町140
車/常磐道「相馬インター」から約5分
電車/JR常磐線 相馬駅から徒歩20分
かしま交流センター(北郷陣屋)
住所/福島県南相馬市鹿島区横手川原186-1
車/常磐道「南相馬鹿島スマートインター」から約8分
電車/JR常磐線 鹿島駅から徒歩15分
相馬小高神社
住所/福島県南相馬市小高区小高古城13
車/常磐道「南相馬インター」から約20分
電車/JR常磐線 小高駅から徒歩15分