二本松の提灯祭り
開催日
2022年10月1日(土)~3日(月)開催地
福島県二本松市街日本テレビ「まつりの遺伝子」 9月18日放送
「二本松の提灯祭り」みどころ紹介 2022年10月1日 開催
みどころ
二本松神社の例大祭は二本松の提灯祭り(ちょうちんまつり)という名で親しまれており、毎年10月第1土曜日・日曜日・月曜日の3日間開催されます。
350年以上の伝統があり、各町内から「太鼓台」と呼ばれる高さ10m以上の巨大な山車には、1台あたり300個以上の提灯が飾り付けられています。
「太鼓台」は威勢のいい掛け声と囃子を奏しながら、市内を練り歩きます。
この祭り囃子は福島県指定重要無形民俗文化財に指定されており、2011年には祭り自体も福島県指定重要無形民俗文化財に指定されました。
宵祭り(よいまつり)
土曜日に行われる宵祭り。
この日は7町内から鈴なりの提灯をつけた7台の「太鼓台」が繰り出し、二本松神社のかがり火を紅提灯に移します。
「太鼓台」は威勢のいい若連の掛け声とお囃子を奏しながら、市内を勇壮に練り歩きます。
提灯が飾り付けられた「太鼓台」。
暗闇で提灯が揺れる姿は幻想的で見物客を魅了します。
17時から始まる「太鼓台」の出発式。
二本松神社で厳かに行われる御神火祭は、かがり火から松明(たいまつ)に灯した御神火を7町の走者が「太鼓台」まで届けます。
7台が一斉に提灯に火を灯す光景は、魂が乗り移ったかのように見えます。
夜空を赤々と焦がしながら移動する7台の「太鼓台」。
揺れる約3,000個もの提灯は見物客を熱くします。
夜間の運行で7町内全ての「太鼓台」が揃うのはこの日だけで、最後は二本松駅前に集合し、宵祭りが終わります。
本祭り
日曜日に行われる本祭り。
この日は7町内すべての「太鼓台」が合同で町を練り歩きます。
「太鼓台」は飾り付けていた提灯を全て外すため、その貴重な姿はこの本祭りの日中でしか見ることができません。
金箔の輝く彫刻を施した、豪華絢爛な「太鼓台」の姿もまた圧巻です。
本祭りでは神輿渡御(みこしとぎょ)が行われます。
神輿渡御とは神社から神輿を出し、神輿を担いで街を練り歩くこと。
二本松神社例大祭の重要行事です。
この日の夜もまた、各町内に戻った「太鼓台」に再び提灯に明かりを灯し、各町内を練り歩き本祭りは閉幕します。
後祭り
月曜日に行われる後祭り。
昼はそれぞれの町内を「太鼓台」が練り歩きます。
夜になると「太鼓台」は3町と4町の2つに分かれ、合同で練り歩きます。
4町合同の出発式は亀谷坂(かめがいざか)。
3町合同の出発式は霞が城公園(二本松城跡)。
公園前の道が「日本の道100選」に選出されており、歴史を感じる石垣と提灯のタイアップは見事です。
最終日のこの日は、名残り惜しさゆえ夜が更けるまで囃子が鳴り祭りは続き、やがて幕を閉じます。
開催情報
開催日
2022年10月1日(土)~3日(月)
開催地
福島県二本松市街
二本松の提灯祭り(ちょうちんまつり)という名前で親しまれている二本松神社例大祭は、毎年10月第1土曜日・日曜日・月曜日に開催されます。
「太鼓台」と呼ばれる高さ10m以上の巨大な山車には、1台あたり300個以上の提灯が飾り付けられており、7町内7台の「太鼓台」が練り歩きます。
2011年 福島県指定重要無形民俗文化財に指定されました。
住所
福島県二本松市本町1-61(二本松神社)
アクセス
車/東北自動車道「二本松インター」より約5分
電車/JR東北本線 二本松駅よりすぐ(駅前広場)
※祭り開催日は二本松駅前と若宮・松岡通り周辺で交通規制を実施しています。