出羽三山神社例祭(花まつり)
開催日
2022年7月15日(金)開催地
山形県鶴岡市 出羽三山神社みどころ
昔は陰暦4月3日から7月13日までの100日間、信仰者が荒沢寺と月山において修行していたことから「夏の峰」と呼ばれていました。
この「夏の峰の盛儀」が、6月15日(現在の7月15日)羽黒山頂で行われる「花まつり」でした。
現在は、出羽三山全体の年一度の例大祭と位置づけ、農耕の豊穣を祈る祭りとなっています。
黒川能など伝統芸能の奉納
現在は7月15日の午前中は黒川能を始めとする地元の芸能が奉納されます。
黒川能は500年ものあいだ受け継がれてきた山形県の庄内地方に伝わる伝統芸能で、1976年に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
地元の小学生による、みかぐら舞の奉納や太鼓の奉納も行われます。
神輿の渡御
神事の後に神輿の渡御ということで、神輿舎から月山神社・出羽神社・湯殿山神社の三基の神輿が繰り出されます。
神輿は御手洗池(鏡池)を右回りに巡行し、山伏を先頭にブナの木(御先祓い)、花梵天、神輿、祭員、巫女などが続きます。
「稲の花」の奪い合い
この神輿の前に「稲の花」をかたどった造花の献燈(花梵天)がつき、一行が御手洗池(鏡池)を一巡すると、参拝者は「稲の花」を授かることができます。
この「稲の花」を五穀豊穣や家内安全のお守りとして、参拝者の奪い合いもあって神輿渡御は一層の賑わいを見せます。
これらの伝統は氏子や旧神領の若者達の奉仕もあり今尚固く保持されています。
開催情報
開催日
2022年7月15日(金)
開催地
山形県鶴岡市 出羽三山神社(ではさんざんじんじゃ)
出羽三山神社は、山形県の羽黒山の山頂に鎮座する神社。
出羽三山とは羽黒山・月山・湯殿山の総称で、1400年を超える歴史の中で育まれた類まれなる信仰形態をもつ「修験道」の山です。
花まつりは、五穀豊穣と家内安全を祈願する出羽三山神社の例大祭。
住所
山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山
アクセス
車/山形自動車道「庄内あさひインター」より車で40分
電車/JR羽越本線 鶴岡駅より羽黒山頂行きバスで50分