まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

新庄まつりしんじょうまつり

開催日

2022年8月24日(水)~26日(金)

開催地

山形県 新庄市内一円

日本テレビ「まつりの遺伝子」 8月7日放送

「新庄まつり」みどころ紹介 2022年8月24日 開催

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みどころ

毎年8月24・25・26日の3日間、山形県新庄市で開催される新庄まつりは、藩政時代の宝暦6年(1756年) 藩主 戸沢正諶(とざわ まさのぶ)が、前年の大凶作でうちひしがれている領民に活気と希望を持たせ豊作を祈願するために、戸沢氏の氏神である城内天満宮の「新祭」を領民あげて行ったのが起源とされています。

260余年の歴史を持つまつりはその長い時の流れの中で少しずつ変貌を遂げてきましたが、いくら歳月を重ねても、変わらなかったものは人々のまつりにかける情熱です。

 

 

 

現代に甦る歴史絵巻・まつりの主役となる荘厳な山車(やたい)

 

  

 

本番1週間前になると、若連は朝から夜遅くまで山車小屋にこもりっぱなしになります。

まつりの主役は幅約3m、長さ約8m、高さ約4.7mに及ぶ荘厳な山車(やたい)。

一台一台が趣向を凝らし、歌舞伎の名場面や歴史絵巻を作り上げます。

 

町の期待を一身に背負い、過去の出来を超える山車でまつりを盛り上げようと情熱を傾けます。曳き手となる我が子に、立派な山車を曳かせてやりたいという親心で、さらに作業に熱がこもります。
子どもたちは、毎晩のように山車づくりに出かける父親の背中を見て、どんな山車ができあがるのかワクワク。まつりにかける熱意は親から子に、子から孫へと受け継がれ、脈々と息づいています。

 

 

 

光と影が織りなす歴史絵巻に酔いしれる宵まつり

 

  

 

勇壮にして華麗な3日間の始まりを告げるのは8月24日の宵まつり。

昼下がり、精魂込めてつくりあげた山車は子どもたちに引かれて動き出す。

歌舞伎の名場面や歴史絵巻を再現した山車は、勇壮なまつり囃子とともに市内を巡行し、 夕刻、沿道の観衆の歓声を受け市内を巡行した山車は、やがて新庄駅前の広場へと進みます。

夜は山車に照明が灯り、光と影が織りなす幻想的な山車に変化し、照明に照らされた歴史絵巻が宵闇に浮かび上がります。

 

 

 

本まつりで新庄まつりは最高潮に

 

  

 

新荘天満宮の例大祭である8月25日の本まつり。

藩政時代を思わせる古式ゆかしい神輿渡御行列、総勢200名が新庄藩の武士になりきり、市内を巡行します。

神輿渡御行列が終わると、18台の山車行列が始まります。

新庄市中は勇壮なまつり囃子と粋なかけ声に包まれ、新庄まつりは最高潮に達します。

山車の巡行には、電線に引っかからないよう、長い棒を持った「電線上げ」役が付くのも山車まつりならではの恒例の風景。

若連衆のいなせな法被姿と掛け声、囃子のリズムも相まって、街はいっそう賑やかさを増していきます。

 

 

 

 

後まつりでは、本まつりの興奮が甦る山車18台が飾り山車に

 

 

本まつりの興奮冷めやらぬ8月26日の後まつり。

新庄まつりの熱気はまだまだ続きます。

令和4年度は、各町内の山車小屋で「飾り山車」が開催され、18台の山車が「飾り山車」に参加します。

そして3日にわたって繰り広げられた新庄まつりは閉幕。

熱いまつりの余韻は、来年・再来年・さらにその先へ継承していく決意を新たにさせます。こうして繋いできた伝統・山車は市民の意気。世界に誇る新庄の宝です。

 

※注
本年度の参加山車は18台です。
後まつりでの「萩野鹿子踊り」と「仁田山鹿子踊り」による、まちなか鹿子踊りは実施いたしません。
また「飾り山車」は各町内の山車小屋で行います。
行事内容につきましては今後変更となる場合がございます。
予めご了承ください。

 

開催情報

開催日
2022年8月24日(水):宵まつり、25日(木):本まつり、26日(金):後まつり

 

開催地
新庄市内一円

 

2009年に国重要無形民俗文化財指定、2016年には新庄まつりの山車行事を含む日本の山・鉾・屋台行事(全国33件)がユネスコ無形文化遺産として登録されました。
荘厳華麗、山車行列。
子どもたちの掛け声、勇壮な太鼓、賑やかな笛と鉦の音。
260余年の歴史を繋いで、夏の新庄を練り歩きます。

 

住所
山形県新庄市多門町

 

アクセス

車 /尾花沢新庄道路「新庄」インターから、国道13号経由で約5分
電車 /JR山形新幹線・奥羽本線・陸羽西線・陸羽東線 新庄駅

アクセス