まつりの遺伝子
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まつりの遺伝子

一関民俗芸能祭いちのせきみんぞくげいのうさい

開催日

2023年3月12日(日) ※オンラインライブ配信を実施します。

開催地

岩手県一関市大手町 一関文化センター 大ホール
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みどころ

旧盛岡・仙台両藩の文化が交差し、独自の発展を遂げてきた一関市。

多様な民俗芸能が生活の中で伝えられ、この地の独自性を語るために欠かせない文化となっています。

伝承されてきた民俗芸能が一堂に会する一関民俗芸能祭では、その魅力を存分に味わうことができます。

 

 

達古袋神楽(たっこたいかぐら)

 

 

 

八幡山常学院の修験者から継承した法印神楽を今に繋げ、地域の芸能として定着させています。

 

芸能祭では、神楽の幕開けの「鶏舞」と、式舞である「白翁の舞」、天照皇大神を岩戸から連れ出す物語「岩戸開き」を舞います。

 

 

富澤神楽(とみざわかぐら)保存会

 

 

 

1887年頃に創設された後、中断と再開を重ねましたが、地域の神楽を途絶えさせまいと、1975年に地域の全世帯が参加する後援会を作って復活させた神楽です。

 

芸能祭では、式舞である「三番叟」、安倍晴明の父である安名と石川悪衛門の因縁の物語「安倍保名、保明の場」を演じます。

 

 

南沢神楽(みなみさわかぐら)

 

 

 

地域の青年たちが、地元の神楽を絶やしたくないと、かつての神楽を知る師を迎えて練習を重ね1999年に復活させました。

女性も加わり、地元イベントに出演するなど地域づくり活動と連携して活動を続けています。

 

芸能祭では、四節分けともいわれる土用の由来を解説する「五大領」を演じます。

 

 

牧澤神楽(まぎさわかぐら)

 

 

 

明治期に創設され地元で人気だった神楽を継承するため、初代庭元の家族と仲間で再興しました。
中学校への指導のほかイベント出演など積極的に活動を続けています。

 

芸能祭では、平家の若武者・平敦盛が戦いに臨むため子どもを宿した妻と別れる場面、「敦盛妻別れ」を演じます。

 

 

舞川善楽流(まいかわぜんがくりゅう)獅子舞保存会

 

 

儛草(もくさ)神社に合祀された八雲神社付きの獅子舞です。

悪霊退散や五穀豊穣などを願い地区内を回る巡行はしばらく途切れていましたが、若い人たちの参加により2016年より復活させています。

 

「親子獅子舞」は、太鼓に合わせて二頭の獅子が舞うもので、親獅子に入った3人の息の合った動きがみどころ。

この演目は、保存会が演目復活を目指して尽力し、最近復興されたものです。

 

 

蓬田神楽(よもぎだかぐら)保存会

 

 

 

1892年、蓬田一族の氏神に奉納するために蓬田神楽を創設。

一族が担ってきた神楽が後継者不足で存続の岐路に立たされた昭和50年代、地域の青年団の協力を得て活動を継承。

現在は地域の女性も加わり活動を続けています。

 

芸能祭では、四節分けともいわれる土用の由来を解説する「五大領」を演じます。

 

 

舞川鹿子躍(まいかわししおどり)保存会

 

 

鹿の角をつけた頭(かしら)を被り、長いささらを背負い、身に付けた太鼓を打ちながら歌い踊る「太鼓踊系」の鹿踊り、舞川鹿子躍。

行山流の代表的な踊組で、伝書や継承に関わる師弟書などの資料を豊富に持ち、芸能・装束・鹿踊唄などの伝統を守り、継承しています。

 

「三人舞」では、女鹿を求める牡鹿が、まるで若駒かのように躍動する舞いで、生き生きとした演技を楽しむことができます。

 

 

古内神楽(ふるうちかぐら)保存会

 

 

1840年頃、古い系譜の一つとされる下黒沢神楽から直接指導を受けて出来た古内神楽。

市の有形民俗文化財に指定される「神楽蛇面」など、古くから伝わる面を所有しています。

最近は女性や新しい参加者を得て、活動の場を広げています。

 

披露される「小松の柵の合戦」は、前九年の役での安倍一族と朝廷軍との戦いの場の創作神楽です。

 

開催情報

開催日

2023年3月12日(日)

 

開催場所

岩手県一関市大手町 一関文化センター 大ホール

※オンラインライブ配信を実施します。

 

・「一関民俗芸能祭」のライブ配信はこちら↓

公式Youtubeチャンネル「一関市民俗芸能団体協議会」

https://www.youtube.com/@user-uu5li3pv8u

 

 

その地理的特性から、独自の文化を育んできた一関市。

26件の伝承が確認されている南部神楽に加えて、鹿踊りや獅子舞、田植踊りなど10種類以上の多様な民俗芸能が確認されており、民俗芸能の宝庫ともいえる地域です。

一関民俗芸能祭では、多様な民俗芸能を見ることができます。

 

 

住所

岩手県一関市大手町2-16 (一関文化センター)

 

アクセス

車 / 東北自動車道「一関インター」より約10分

電車 / JR東北新幹線・東北本線・大船渡線 「一ノ関駅」より徒歩で約5分

 

アクセス