平笠裸参り
開催日
2023年1月8日(日)開催地
岩手県八幡平市(はちまんたいし)平笠・宮田神社から八幡平市大更(おおぶけ)・八坂神社日本テレビ「まつりの遺伝子」 12月11日放送
「平笠裸参り」みどころ紹介 2023年1月8日 開催
みどころ
平笠の裸参りは、1719年に岩手山が噴火した際、山の神の怒りを鎮めるために祈願したことが始まりといわれます。
岩手県八幡平市(はちまんたいし)の宮田神社から八坂神社までのおよそ8kmの道のりを山の神様が降りる目印となる験竿(けんざお)を手に無病息災・家内安全・五穀豊穣・商売繁盛を祈願して練り歩きます。
毎年1月8日に行われる伝統行事で、1981年には八幡平市の無形文化財に指定されました。
女性が主体的に参加
かつては男性が裸で練り歩きましたが、1940年代、多くの男性が太平洋戦争へ行きました。
留守を預かる女性たちにより、出兵した夫や息子の武運長久を祈願して練り歩くようになりました。
現在は寒中に難行苦行することで、無病息災・家内安全・五穀豊穣・商売繁盛を祈願します。
参加者は口に紙をくわえ、頭にサラシ、体は白い肌着、足元は白足袋に草鞋(わらじ)、腰にはケンダイと呼ばれる白い房とビニールで作った腰蓑のようなものを付けます。
4時間半の道のり
当日の朝、冷水で水垢離(みずごり)をした参加者は、神前で拝詞を唱え、午前9時に平笠の宮田神社を出発し、大更(おおぶけ)の八坂神社まで約8kmの道のりを練り歩きます。
途中、地区の家々や平笠小学校・東慈寺・田頭公民館などの施設を回るため、約4時間半の道のりとなります。
行列は神官を先頭に、法螺貝(ほらがい)・のぼり旗・お賽銭(さいせん)・燭台(しょくだい)・お供え・お神酒・三本立・ワラジ・俵・験竿の順に並び無言で歩きます。
口に紙をくわえるのは、悪霊の侵入を防ぐためだといわれています。
参加者は女性が主体ですが、男性も参加しています。
開催情報
開催日
2023年1月8日(日)
開催場所
岩手県八幡平市(はちまんたいし)平笠・宮田神社から八幡平市大更・八坂神社
住所
出発地:岩手県八幡平市平笠第11地割6番地2(宮田神社)
到着地:岩手県八幡平市大更第19地割25(八坂神社)
アクセス
車/東北自動車道「西根インター」から約10分
電車/JR花輪線 大更駅から車で約20分